蟹江周辺でセンニンソウを見かけて驚いた!

治水神社で見たセンニチソウ

天童で見かけたセンニチソウの実

センニンソウは天童在住の時には、色々なところで見かけていました。

山形市高瀬の村山高瀬川の「お出会い橋」から谷川の沿って少し上流の土手に咲いていたのを想い出します。

他にも色々なところで見かけていました。

白い花がたくさんつくツル性植物で、他の植物に絡まっているのを見かけたものです。

またできた実が赤茶色で、また印象深いのです。

そのセンニンソウを、蟹江に帰ってからは何年間も見かけていませんでした。

この地域には生息していないに違いないと思っていたのです。

先日木曽三川の長良川と揖斐川の間の千本松原がある治水神社に出かけました。

この治水神社は木曽三川の治水事業で、宝暦年間(1754~1755 家重の時代)に幕府の御手伝普請として薩摩藩が行ったもので、多くの死者が出ています。

幕府による外様大名の弱体化を狙ってのことだと思われます。

その記念に植えられたマツが、千本松原として今でも残っています。

その神社近くの木に、白いたくさんの花を咲かせたツル状の植物を見かけました。

見た瞬間にセンニンソウだと思いました。こちらにもセンニンソウは咲いていたのです。

東北で見かけた植物をこちらで見かけない時、こちらでは生えていないのだろうと思ってしまいます。

何しろ天童と蟹江では直線距離で500キロ位離れているので、植物分布は異なっている可能性があるのと、気候や自然環境が随分違っているからです。

そんな思い込みがあったのですがオドリコソウ、カキドオシ、アカネなどは、こちらでも生えていることを確認しました。

センニンソウもその仲間に入ります。こちらでも生えているのですね。

ウィキペディアには「センニンソウは、キンポウゲ科センニンソウ属に分類されるつる性の半低木の1種。~中略~ 別名が『ウマクワズ(馬食わず)』、有毒植物でウマやウシは絶対に口にしないことを意味する。茎や葉の汁は皮膚炎の原因となる。」と記されています。

また「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)には「木質のつる性植物。葉は3~7枚の小葉からなる羽状複葉。小葉は卵形だが、ときに2~3の切れ込みがある。葉のわきに、径2~3㌢の白色の花を多数つける。痩果は倒卵形で、宿存する花柱が長い羽毛状になる。和名は仙人草だが、意味は不明。有毒。花期は8~8月。生育地は野原。分布は日本全土。」となっています。

馬鹿の一つ覚えで「キンポウゲの仲間は毒草」と思い込んでいるので、千切って茎から出る汁などは絶対に触りません。

また仲間の園芸種のクレマチスやカザグルマも毒草だと考えています。

(キンポウゲ科 センニンソウ属)

カモりこうちゃん