今年のミサゴの様子が例年と違っている

鉄塔の一番上にとまるミサゴ1~3羽

ミサゴの色々な様子

ここ数年、夏の時期にミサゴを見かけています。

それ以前は夏には見かけていなかったのです。

見れども見えずかもしれませんが、漂鳥で北に移動していると思っていました。

冬には日光川、善太川の合流地点付近にいて、川の中の杭の先にとまっています。

昨年その冬の季節に、ミサゴが5羽以上も同じ場所に集まっているのを初めて見かけました。

それまではせいぜい2羽位しか見かけていなかったのです。

その後、夏になってもミサゴの何羽かが移動せずに、この付近に居続けることを知りました。

多分、この辺りはボラやコイの数が豊富で、移動しないまま夏を過ごせるからかも知れません。

ボラもコイも40センチ前後のものを捕獲しているのを見ています。

観察していると、捕った魚を食べる場所も決まっていて、弥富市海屋の電柱や飛島村三福の道路脇の電柱の天辺で、周りを注意し用心しながら、頭からボラなどを啄んでいます。

海屋では車で電柱下の道路を通ると、そこから魚を掴んだまま飛び去っていきます。

ところが今年になって、ミサゴのこれまで見たことがない光景を見ています。

その1つは7月になって、高圧電線の鉄塔の一番高いところに、ミサゴがとまっているのです。

それも何日も変わらずにとまっていました。

時には2羽でなく、3羽の時もありました。

こんなに高いところに何故とまっているのか理由は分かりませんが、とても不思議な光景です。

何か理由がある筈だと思いながら眺めています。

もう1つは、海屋の道路脇の電柱の天辺にミサゴが並んでとまっているのを何回か見かけました。

最初は多くても2羽だったのです。

それでも珍しいと思って、その写真や動画を撮りました。

その後、並んだ電柱に4羽のミサゴが並んでとまっているのを見かけました。

7月の真夏なのにです。

中には魚を啄んでいるミサゴもいました。

なぜ4羽もミサゴが並んでとまっているのか、とても不思議です。

今のところ、私なりにミサゴの家族ではないかと考えています。

この付近で営巣・産卵・育雛が終わったミサゴの番いと、育ち始めた幼鳥ではないかと思うのです。

高圧電線の鉄塔の一番高いところにいるのは親で、その高さなら、どこからでも幼鳥が親のいることが分かります。

見易い場所という点で、鉄塔の一番高い所は最適な場所です。

また電柱に4羽が並んでとまっている様子は、このミサゴの親子なのかも知れません。

だとすると、これらの現象を理解できるのです。

この付近のどこで営巣したのか考えていますが、今のところ思い当たる場所はありません。

一種のパズルのようで面白いなぁと思いながら、今も観察しています。

本当かなー。

(タカ目 ミサゴ科)

カモ撮りこうちゃん