ウスバキトンボが夕方の土手で入り乱れて群飛していたぞ!
夕方、木曽川土手で群飛するウスバキトンボの群れ
芝や土手近くで飛翔するウスバキトンボ
数日前に久し振りに猛暑日の中、木曽川と長良川の間の土手を歩きました。
当然ながらペットボトルに水と、アクエリアスも用意して飲みながら歩きました。
余りの暑さで動物をほとんど見かけませんでしたが、木曽川の川縁でキツネを垣間見ました。
最初はイヌかと思ったのですが、尾がふさふさしていることからキツネだと断定しました。
またホオジロがこの暑い中、梢で囀っていました。
ウグイスの鳴き声も草の繁みから聞こえていました。
木曽川の土手と川の間にある芝の上では、ウスバキトンボが何匹も飛び交っていました。
この風景は夏になると見られる風景でが、7月の下旬に見かけるのは珍しいと思いながら、連写して写真を撮りました。
飛んでいるトンボ撮るのは至難の業で、なかなか良い写真は撮れません。
それでも数枚は撮ることができました。
その後目的地にしている土手の先の枯れた一本松まで行こうとしたのですが、空が曇って来て、遠くで雷が鳴り出したので引き返してきました。
車を置いた土手の入り口に来た時、時刻は4時頃ですが、そこにウスバキトンボが道路上空でたくさん飛んでいたのです。
芝生などで飛んでいる様子とは違って乱舞しているような印象を持ちました。
「黄昏(たそがれ)飛翔」かも知れないと思いました。
そこで「日本のトンボ」(尾園暁 川島逸郎 二橋亮 文一総合出版)を見ると、「ヤンマの黄昏飛翔」には「ギンヤンマを中心としたヤンマ科、エゾトンボ科、ヤマトンボ科の多くの種、さらにムカシトンボは、早朝や夕方に、活発に摂食飛翔する。これは『黄昏(たそがれ)飛翔』として古くから知られており、かつては全国各地で、ヤンマの群飛が観られたといわれている。慣れれば、飛び方やシルエットだけでも種の判別が可能になる。」と記されています。
トンボ科であるウスバキトンボの「黄昏飛翔」は載っていませんでした。
しかし夕方に一か所に集まって群飛している様子は、まるで「黄昏飛翔」そのものだなあと思いました。
こんなウスバキトンボの群飛は初めて見かけました。
トンボの習性とはいえ、本当に面白い行動だと思ったものです。
(トンボ科 ウスバキトンボ属)
カモ撮りこうちゃん