天童で5月23日にニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の花を見かけた
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)かな?
ヤブカンゾウ
久し振りに天童に動植物の写真を撮りに出かけました。
天童高校裏から果樹園を通り、山元沼で写真を撮り、その後舗装道路を歩いて丘陵になっている道路を登っていきました。
最終目的地は丘の向こうの原崎沼です。
地元では「バラサキヌマ」と呼んでいます。
原崎沼まで行く途中の叢で、ユリ科ワスレグサ属のヤブカンゾウのような花を見かけました。
こんな早い時期に見かけるのは初めて、しかも花が黄色っぽいのです。
ヤブカンゾウなら茶色っぽい色合いですが、黄色っぽいのです。
その写真と動画を撮りました。
原崎沼の叢でサカハチチョウやコミスジの写真を撮ってから、帰る途中の用水路脇でも同じ花を見かけました。
そこでも写真と動画を撮りました。
黄色いのでニッコウキスゲかも知れないと思いながら、フェイスブックの「山野草・雑木・雑談を楽しむコミ」に「天童の奥羽山脈の西麓の丘陵地帯で、5月に撮った写真です。いつも見かけるヤブカンゾウにしては、花が黄色い感じでした。これはノカンゾウでしょうか。それとも別のものでしょうか。ご存じの方があれば、是非教えてください。」と写真と共に投稿しました。
すぐに「ニッコウキスゲに見えます。」と反応がありました。
すると「草丈はどの位でしょうか。開花時期5月で草丈40㎝程ならヒメカンゾウの可能性があります。」と反応がありました。
そこで「高さの記憶がはっきりしていませんが、ヤブカンゾウよりは低いような気がします。こんなに早く咲き出すのかなあと思いました。ヒメカンゾウの可能性もあるのですね。」と応えました。
すると「山形県にはヒメカンゾウは自生していないようです。天童市とのことですので、ゼンテイカだと思います。ヒメカンゾウなら、大発見ですね。ノカンゾウも山形県内では、ほとんど見ることができなくなっています。悲しいかな、9割以上がヤブカンゾウになってしまっています。」と反応してくれました。
そこで「ヒメカンゾウは山形では自生していないんですね。ゼンテイカとはニッコウキスゲのことですね。それだったら、それで嬉しいです。」と応えました。
すると別の人が「ニッコウキスゲだと思います。」と反応がありました。
これらの反応から、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)だと思われます。
ウィキペデイアのニッコウキスゲには「花期は初夏から夏にかけて(5月上旬から8月上旬)。草原・湿原を代表する花で、群生すると山吹色の絨毯のようで美しい。高さは50㎝から80㎝ほどになる花茎を伸ばして、花茎の先端に数個つぼみをつけて、黄橙色の6弁花を次々に咲かせる。」と記されています。
見かけた時期は花が咲く時期に該当します。
ただ天童の丘陵地帯が生息条件を満たしているのかどうかはっきりしません。
でもニッコウキスゲらしいと知って、とても嬉しく感じてしまいました。
(ワスレグサ科 ワスレグサ属)
カモ撮りこうちゃん