自宅の狭い庭で6月4日にオオシオカラトンボを見かけた!

2024年6月4日に自宅で羽化したオオシオカラトンボ

過去に自宅で羽化したオオシオカラトンボ

自宅の庭は南北に幅が1.8メートル、東西に9メートルあるかないかの狭い庭です。

その庭で7年程準絶滅種のベニイトトンボが羽化しているので、何もせず放置しています。

そんなことからビオトープというのかゴミ屋敷というのか、雑草だらけの叢状態です。

そこに発泡スチロールの箱やプラスチックのプランターやバケツを水槽にして置いてあります。

その数はおよそ30個ほどあります。

そこに5~6年程前にオオシオカラトンボのメスが飛んで来て、そのプランターやバケツに産卵していきました。

それからなぜか毎年、このオオシオカラトンボが羽化しているのです。

卵から羽化するまでの期間は1年程だと思われるので、毎年羽化する理由が分かりません。

でも羽化しているのです。

蟹江では殆どオオシオカラトンボは見かけないので、家の庭にオオシオカラトンボが毎年発生しているのはとても疑問です。

今年6月4日に庭に出たら、オオシオカラトンボのオスを見かけました。

例年より早い感じです。

そのオスが庭にいる別のトンボに絡んでいきました。

瞬間的だったので、その絡まれたトンボがオオシオカラトンボなのかシオカラトンボかは分かりませんでした。

ところが少し経ってから、家の壁にとまったムギワラ色のトンボを見ると、オオシオカラトンボのメスだったのです。

同じ時期にオスとメスが羽化したのだと思われます。

絡みあった時点では、メスはまだ成熟していないので、交尾できない状態だったのでしょう。

その後一時、オスのオオシオカラトンボも見かけなくなりましたが、3日ほど前から庭で見かけるようになり飛び回っています。

最初に見かけたオオシオカラトンボのオスかどうかは定かでありません。

これまで無住だった西側の隣家が売れて、新しく家が建ちました。

そこの庭には天然芝を敷いてしまったので、自宅の庭のオオシオカラトンボのオスは自宅の庭から遠くには移動できないようです。

そんなことがあって、他には移動できないまま、この庭にいるのかも知れません。

今、この文章を書いている部屋から、このオオシオカラトンボが茎の先や、物干し台のアルミの竿にとまっているのが見えます。

そんな風景を楽しめるのも、こんな庭にしていることの効用でしょうか。

他にはシオカラトンボも羽化していて、6月になって2匹のメスを見かけました。

いつまでこうしたことが続いていくのか分かりませんが、命を繋いでいくトンボたちの生き様や素晴らしさを感じない訳にはいかないのです。

(トンボ科 シオカラトンボ属)

カモ撮りこうちゃん