クマバチがある空間内をホバリングしているのを見かけた!
道路の上空をホバリングするクマバチ
サクラの花の蜜を吸うクマバチ
色々な花に集まるクマバチ
毎年春のサクラの花が満開になる頃、天気が良い時にはクマバチがサクラの蜜を取りに来ているのを見かけます。
永和の沼の周りに咲き出したソメイヨシノの周りでは、クマバチだけでなく、タイワンタケクマバチもサクラの蜜を取りにきています。
近くに竹林があるので、そこで産卵や冬を越して、近くのサクラにやって来ているようです。
タイワンタケクマバチでは見かけたことがありませんが、サクラの木のある近くの道路や叢の上空で、クマバチがある範囲をホバリングしているのを見かけます。
ときどき他のクマバチを追いかけたりしながら、同じ場所に戻って来てホバリングしています。
時期は4~5月に見かけています。
ギンヤンマなどではある縄張り範囲を飛翔しながらホバリングしています。
そして別のオスが入り込んで来ると追いかけて追い払います。
そしてメスが来るのを待ち受けているようです。
トンボの仲間では縄張りを持っている場合が多いようです。
クマバチのこの行動も、縄張り行動なのかなと疑問に思いました。
そこで調べてみると、
「www.yurai.online/carpenter-bee」には「クマバチの縄張り範囲は、左右に各5m前後、上下に3m前後の範囲内です。ただ、縄張り意識が発動するのは、繁殖期(春頃)のみです。春頃になると、自分の周りをブンブンと飛び回って、逃げると後を追ってくることもありますよね。ホバリングしているクマバチは、オスです。~中略~ 実はこの行動は『威嚇』ではありません。ただメスを待っているだけです。繁殖を目的とした行動で、交尾に向けてメスを待つために、春頃の繁殖期になると地上2mほどの低空をホバリングするのです。クマバチのホバリング中に、近づくとしつこく追跡する習性があります。強い羽音を出しながら飛ぶため、クマバチに付きまとわれて怖い思いをした経験がある人もいるでしょう。実はこの行動、『メスかどうか』を確認しているのです。~中略~ 試しに2センチくらいの黒い小石を、ホバリングしているクマバチの近くに投げてみると、メスかどうかを確認するために、小石を追跡したりします。またクマバチのオスは針を持っていないので、刺される心配はありません。針をもつのはメスのクマバチのみです。前述したとおりクマバチは温厚な性格ですが、繁殖期や巣作りを行う春~秋の時期は警戒心が高まるため、見つけてもむやみに刺激を与えずにそっとしておいてください。」と記されています。
私自身は小さい頃から、クマバチは刺すハチだとは思っていませんでした。
女性の中にはハチだと大騒ぎして振り払ったりするので、逆にハチの被害を受けることが多いようです。
自宅の庭には、暑い日には大きなスズメバチが来て水を吸っていきます。
その水の放射熱で巣を冷却していると思われます。
近くに来ても何もしなければ攻撃してきません。
そんなハチ達の習性を知ることは、私たちの生活にとっても大事なことかも知れませんね。
(ミツバチ科 クマバチ属 )
カモ撮りこうちゃん