チュウシャクシギの群れを初めて見かけた
田んぼで餌を探すチュウシャクシギ
藤前干潟で見かけたチュウシャクシギ
オオソリハシシギと混軍で飛ぶチュウシャクシギ
蟹江周辺では4月は冬鳥がいなくなって、夏鳥を見かけ始める端境期といえるような時期です。
これまで何年も4月は撮る対象がいなくて寂しい思いをしていたのです。
ところが4年ほど前に飛島村の田んぼで、シギの仲間を見かけるようになりました。
シギに親しむようになった始めはイソシギとタシギでした。
イソシギは善太川で一年中見かけます。
留鳥だと知りました。
タシギは愛西市立田のハス田で初めて見かけました。
小さい割には嘴が長く、飛ぶときのバランスのとり方は大丈夫かと思ったのです。
重心がどこなのだろうと思ってしまいました。
その後、飛島村の水を入れた田植え前の田んぼで、初めてセイタカシギを見かけました。
同じ時期にタカブシギも見かけました。
4月に南から北に移動する旅鳥が休む藤前干潟がすぐ近くにあるので、飛島村にも寄っているようです。
その後、セイタカシギは鍋田辺りで繁殖しているシギだと知りました。
そんな4月下旬になるとここ4年程、5~6羽の割と大きめなチュウシャクシギを見かけるようになりました。
飛び立つときにキュロキョロと鳴くのです。
しかもその嘴が長くしかも下向きに曲がっています。
とても面白い姿形です。
飛ぶときにちゃんとバランスをとって飛べるのかと心配になってしまいます。
今年はチュウシャクシギの数は3羽ほどで例年より少ないようです。
飛島村ではカラスの数が増えて、他の種のタゲリ、ユリカモメやシギなどが近くに来ると追い払いにかかります。
数年前に比べて、シギたちにとって居心地の悪い環境になっているようです。
3年程見かけていたオグロシギは、今年は見かけませんでした。
そんな時に藤前干潟にでかけました。
4月から5月に入る頃なら、見かけるのではないかと思って出かけたのです。
するとチュウシャクシギが、水辺の岩や杭に1羽ずつとまっているのを見かけました。
藤前干潟にはチュウシャクシギが来ているんだなぁと思ったのです。
数日通っているうちに、チュウシャクシギの群れを見かけました。
観察している人と話すと、今日は31羽の群れだが、数日前は80羽以上の群れだったと教えてくれました。
その群れにオオソリハシシギも数羽一緒にいることも教えて貰いました。
薄茶色でオグロシギと似ています。
その人の話では、去年はオグロシギも見かけていたということでした。
私は「飛島村でもオグロシギを3年ほど見かけていましたが、今年は見かけていません。」と話しました。
その後チュウシャクシギとオオソリハシシギの混群が、飛び立って干潟の上を飛んでから、同じ水辺の他の場所で降りました。
チュウシャクシギの群れを見かけたのは初めての経験でした。
そしてオオソリハシシギも同様です。
幸運だったと思っています。
(チドリ目 シギ科)
カモ撮りこうちゃん