タデの仲間のうち、ハルタデは春から花が咲いている!

5月3日に見かけたハルタデ

5月14日に見かけたハルタデの蜜を吸うモンシロチョウ

8月11日に見かけたハルタデ

11月11日に見かけたハルタデ

タデといえばすぐイヌタデを思い出します。

赤ピンクの実がたくさん花茎につき、アカマンマといわれる花です。

他にはヤナギタデ、イシミカワ、シロサクラタデ、アキノウナギツカミ、ソデグサ、ママコノシリヌグイなども花を咲かせる時期は、夏の終わりから秋にかけてです。

そんなタデの花を小さい頃から見ているうちに「タデの花や実は秋になると咲き始める」という規則を、無意識に作り上げてしまったようです。

ところがハルタデは4月末から花を咲かせ始め、秋まで咲いているのを見かけます。

初めてハルタデを見たとき、とても驚きました。

一見するとイヌタデのような雰囲気で、なかなか区別し難いのですが、たくさん実がついている花穂の部分が、ハルタデはふっくらしているのに比べて、イヌタデはそうでありません。

しかもハルタデは時間が経つと白っぽくなる感じがしています。

これらの仲間はタデ科タデ属ですが、タデ科の中にはギシギシ、スイバのようにギシギシ属のものがあり、これらは5月頃から花を咲かせます。

花といっても私たちが考える花とはずいぶん違っていて花と思えないような花なのですが、これらはハルタデと同じ春になると咲き出す花なのです。

「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)のハルタデには「田や畑、荒れ地などに生える1年草。茎は上部で枝分かれし、高さ30~80㌢になり、紅紫色を帯びる。葉は長楕円形から披針形で長さ4~14㌢。表面に黒い八の字形の斑紋がでるので、ハチノジタデの名もある。鞘状の托葉は筒形で、ふちに短い毛がある。花穂は長さ2.5~5㌢で直立する。萼は5深裂し、白色から暗赤色。春から花を咲かせるのでこの名がある。」と記されています。

葉に黒い斑紋があるようですが、見かけているものには斑紋があるものとないものがあるように思います。

このハルタデを初めて見かけたのは、海津市平原のダイズ畑でした。

夏の終わり頃だったと思います。

一面にハルタデが生えていてたくさんの花穂が見られました。

いろいろ調べてみてハルタデとは思いもよらなかったのです。

イヌタデのようでありながら少し違うよなぁというのが最初の印象でした。

私にとっては、このハルタデはタデの中でも「変わりもの」という印象がぬぐえないタデなのです。

(タデ科 タデ属)

カモ撮りこうちゃん