ヘビイチゴとキジムシロの区別ができるようになったかも!

ヘビイチゴ

キジムシロ

春になると黄色いバラ科の花を見かけるようになります。

バラ科なので5弁の黄色い花なのですが、違った種類らしいと思いながらも、全く区別ができないでいます。

1つはヘビイチゴ、もう1つはキジムシロ、他の1つはミツバツチグリです。

見た目にはほとんど区別できません。

このうちミツバツチグリは、きっと見ているのかも知れませんが見たという印象が今のところないのです。

この三者を区別できる人は凄いなぁと思わざるを得ません。

他にも似ていて区別できない植物はというと、トキワハゼとムラサキサギゴケがあります。

ちょっと見には同じに見えてしまうのです。

昔は両者がゴマノハグサ科に属していたのに、最近になってムラサキサギゴケはハエドクソウ科に変更されたようです。

それにしても似ていて区別できませんでした。

しかしムラサキサギゴケは4月後半の一時しか咲かないことが分かってきました。

夏から秋にかけて見かける花はトキワハゼと考えて良いことになります。

こんなことが区別できるきっかけになりました。

ヘビイチゴとキジムシロは同じ時期に花を咲かせるので、トキワハゼとムラサキサギゴケのように時期で区別することはできません。

でもヘビイチゴの実は赤くなるので、花の中心にその小さな黄色い実になる部分があり、何とか同定できるのです。

周りを見るとそのヘビイチゴの赤い実ができているものも見かけます。

「赤い実ができているならヘビイチゴだ」という規則を作りました。

ところがキジムシロにはそんな特長ははっきりっしませんでした。

「山野草の育て方 植物図鑑 庭造り」にはキジムシロの特長として「田の畔など、やや湿ったところに生える多年草。全体に伏し毛があり、茎は地を這います。葉は5小葉からなるが、茎の上部では3小葉。花は黄色で直径約8㎜と小さく、茎の上部に集散状につきます。」と記されています。

黄色い花の咲いているところを見ると、茎が立ち上がりしかも花が集まって集散状に咲いているのです。

周りの葉を見ると5枚葉になっているものもあります。

そのことからこれがキジムシロではないかと思うようになりました。

そう思ってヘビイチゴを見直してみると、ヘビイチゴは立ち上がっていません。

しかも花が一か所に集まって咲いていることもなさそうです。

だんだんその雰囲気でヘビイチゴとキジムシロの違いが分かってきたように思えるようになりました。

ミツバツチグリはヘビイチゴとキジムシロの違いが分かれば、それとの比較で区別できるようになるかも知れません。

その後キンバイの仲間との違いをどう知るかという難問が控えているのですが、少しずつやっていこうかなぁと思っているのです。

(バラ科 キジムシロ属 ヘビイチゴ属)

カモ撮りこうちゃん