木曽川西岸の駐車場でシロチドリを3月21日にも見かけた!
駐車場で見かけたシロチドリ
駐車場で餌を探すシロチドリ
春めいた3月21日に木曽川西岸の土手下の駐車場に行きました。
またシロチドリに会えるかも知れないと思ったからです。
当日は風が強い日でしたが、晴れて風花が舞っていました。
平日のせいか、駐車場には車はそれほど多くは停まっていませんでした。
広い駐車場のどこかにシロチドリがいないかと思って、ゆっくり駐車場で車を走らせると、駐車場の西側にチドリらしい姿を見かけました。
3羽いました。
2月初旬に見たときは8羽ほどでしたが、3羽になっていて数が減っていました。
近くに他のシロチドリがいないかと思って探したものの見かけませんでした。
相変わらず駐車場の白線の辺りにいました。
そして駐車場のアスファルトの上で餌を探していました。
恐らく風で飛んで来た種子を採っているのではないかと思われました。
それにしても、車が頻繁に行き交う駐車場にいることに驚いてしまいました。
人を恐れていない気配がするのです。
写真を撮るために車で近くまで近づくと、流石に背を向けて移動して行きます。
でも飛び立って逃げるということはありませんでした。
餌を探すには、この駐車場は最適な場所かも知れないなと思いました。
「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)には「留鳥または漂鳥。中部地方以北では夏鳥。関東地方以西では越冬するものが多い。海岸の砂浜、河口、干潟、河川、沿岸の造成地や埋立地など。越冬期は群れで行動することが多い。潮の干満に影響されて生活する。せわしなく歩き回り、甲殻類、ゴカイ、貝類などを採食する。全国的に繁殖し、砂丘や川原、埋立地などの浅い窪みに、貝殻や木片などを敷いて簡単な巣を作る。」と記されています。
駐車場での採餌で甲殻類などを採っているとは思えません。
きっと穀類の種を採っているのではないかと思われます。
餌がないときは生きるために好きではない餌を採るのは野生動物に見られる行動習性です。
メジロなども冬の時期はツバキ、ビワなどの蜜を吸って個体維持をしています。
しかし春になって子育てする時期になると昆虫やその幼虫などの蛋白質を採るといわれています。
シロチドリもきっとそうではないかと予想しています。
駐車場を速い動きで移動するため、カメラでなかなか追いきれない場合があります。
コチドリも同様にとても速く移動するので、やっぱりチドリの仲間だなぁと思ってしまったものです。
(チドリ目 チドリ科)
カモ撮りこうちゃん