木曽川のコンクリート杭で、マガモが沢山休んでいた!

2024年2月17日に杭で休むマガモ

2020年10月10日に杭で休むコガモ

愛西市の木曽川と長良川の間の土手を、木曽川西岸の駐車場に車を置いて歩いて行きました。

ここは愛西市の立田大橋の近くの駐車場です。

ここは木曽三川(一級河川の木曽川、長良川、揖斐川)が並行して流れています。

明治まではこの三川が分流されないで、洪水などで暴れ回っていて、地域の人の生活を圧迫していました。

明治になって欧米の土木工事によって三川が分流させられて、今に至っています。

大きな河川が3つも流れているので、これらの橋を通り過ぎる時には、他の地方にはないだろうなと思ってしまいます。

木曽川と長良川の土手を北に歩いていくと、土手は途中から海津市になります。

愛西市と海津市の境辺りの木曽川沿いには堰があって、その部分に石ころで作られた堤があり、その脇にコンクリートの杭が沢山立っています。

2月17日にその土手を歩いていくと、その杭にたくさんのマガモが杭にとまって休んでいました。

ほぼすべてがマガモだったのです。

彼らはここで冬を越して春を待っているようです。

コンクリートの杭は何か所かにあって、それぞれにマガモがとまっているので、この付近で数千羽のマガモは越冬しているのではないかと思われます。

立田大橋南側の水辺にある堰では、マガモ、ヒドリガモの他に数羽のオナガガモを見かけました。

マガモ以外にも何種類かのカモが越冬しているようですが、北側のコンクリート杭の辺りでは、マガモしか見当たりませんでした。

どうしてマガモだけが杭の辺りにいるのか不思議に思っています。

ところが今回見かけたコンクリート杭には、一昨年の10月頃にはコガモがたくさんそこで休んでいました。

しかし今回は1羽もコガモを見かけませんでした。

10月の初旬から中旬にいたコガモたちは、周辺の中小河川に移動していったのかも知れません。

というのは善太川、日光川、宝川や福田川にはたくさんのコガモが見られるからです。

コガモたちは木曽川から移動して、この辺りで越冬しているのではないかと思われるのです。

こんなことも定点観測しているから分かってくることだと思います。

このコンクリート杭で休んでいるマガモの写真を、フェイズブックの「野鳥を楽しむ会」(鳥情報サイト)に投稿しました。

まだ会員数は多くないサイトです。

でも余り「いいね」はつきませんでした。

私にとってマガモたちの習性や季節による行動の違いに興味があるのですが、会員の多くは可愛いとか華やかの鳥たちに魅かれているようなのです。

マガモのコンクリート杭で見かけたマガモの光景は、とても面白いと思っているのですが、世の中ままならないものだと思ってしまったものでした。

(カモ目 カモ科)

カモ撮りこうちゃん