冬を越しているニュウナイスズメは予想以上の多さで驚いた!

電線にとまったニュウナイスズメとカワラヒワの混群

枝にとまったニュウナイスズメの群れ

ニュウナイスズメのあれこれ

南濃町早瀬に秋から冬にやって来るニュウナイスズメを4年ほど前から見かけています。

見かけるようになった前からきていたと思われます。

用水路脇にある雑木林の大木の枝を塒(ねぐら)にしています。

枝にはツル植物が絡んでいて、敵からの攻撃からも身を守るのに適した場所です。

でも逆光で黒くしか撮れなかったのです。

その木を起点として周辺で生活していて、用水路脇のノイバラの赤い実が生っているところにとまっているので、その実も食べているのだと思われます。

秋から春まで見かけるので、ニュウナイスズメはてっきり冬鳥だと思っていました。

夏に岐阜県北部でも見られるらしく、秋から冬に移動して南濃町にやってくる漂鳥でないかと思われます。

日本海を越えてやってくるのではなさそうです。

秋から冬になるとニュウナイスズメが来ていないかと何度も確認に行っています。

昨年秋の11月26日に初めて見かけました。

いつも1月になって見かけていたので、とても驚いたのです。

こんなに早く来ているとは思っていなかったからです。

これまでの経験から数十羽の群れのように思っていました。

木の枝にとまっている群れを見かけるとそのくらいなのです。

ここで冬を越しているニュウナイスズメの数はその位なのだろうと思っていたのです。

1月31日にも出かけました。

南北に流れる用水路近くに東西に走る電柱が何本かあって、その電線にかなりの数の鳥がとまっていました。

その数からいってスズメがとまっているのだろうと思いました。

蟹江周辺でこのくらいの数の鳥がとまのは、カワラヒワかスズメの群れがほとんどです。

そこでスズメの群れだろうと思い近くまで行き、動画を撮りました。

その日は曇っていて小雨がぱらつく日だったので、その鳥たちの模様などははっきり分からなかったのです。

帰ってパソコンに取り込んでみたら、カワラヒワとニュウナイスズメの混群でした。

しかもかなりの数のニュウナイスズメが混じっていたのです。

驚きました。

こんなに多くのニュウナイスズメがこの区域にやって来ているのかと思ったのです。

また飛んでいるニュウナイスズメの群れも何群かありました。

かなりの数のようです。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)によれば、体長がカワラヒワ15㌢、スズメとニュウナイスズメが14㌢となっています。

ほぼ同じ大きさです。

この地域にやって来ているニュウナイスズメの数は数百羽ではないかと思われます。

こんなに多くの数が来ているとは思っていなかったので驚いています。

今年の大きな発見でした。

それとも年々数が増加してきているのでしょうか。

でも新しい発見をしたと思って、何か嬉しくなってしまいました。

(スズメ目 スズメ科)

カモ撮りこうちゃん