カラスは秋から冬は群れるというけれども!
番いの形成期のカラス
土手や畑で餌を探す
トラクターの後を追いかけるカラス
木の枝にとまるカラスの群れ
群れで電線で夜を過ごす
ハシブトカラスとハシバソカラス
蟹江周辺では秋から冬になるとカラスが群れで行動しています。
昔から秋から春までの間は群れる習性があると聞いていました。
ところがその数が半端でないのです。
弥富市海屋の畑周辺でもカラスが群れで行動していて、高電線にとまったり、土手を群れで餌探しをしています。
私がオオタカがいないかと土手を歩いて行っても、多くのカラスがいるので、オオタカもこの辺りには近寄らないようなのです。
カラスに見つかると数羽で追いかけて攻撃されるからです。
飛島村でもカラスが大群で、畑で餌探しをしたり、土起こししているトラクターの後をついて回っています。
土起こしをするとミミズや昆虫の幼虫などが出てくることを知っているからです。
トラクターを追いかけているカラスの群れは、ちょっとした秋から冬の風物詩と言っても過言ではありません。
蟹江に戻ってから何年間も観察していると、カラスの数がだんだん増えてきているのではないかと思っています。
カワウも同じですが、鳥獣保護法があるために駆除できないらしいのです。
しかも数が増えてきている原因には、人間活動が大きく関わっているようです。
例えば、農作業であるトラクターでの土起こしや、土手の草刈りなどがカラスの数を増加させているのではないかと思われます。
カワウやヌートリアも含めて、そんな増加する原因を作っているのは人間で、その数を間引くことができないことに不条理も感じてしまいます。
蟹江周辺でその数が多く見られるカラスはハシボソカラスです。
ハシブトカラスは余り見かけません。
他の地方では逆の場合があるのでしょうか。
それでも1月末に木曽川にカモの写真を撮りに行った時、偶然2羽のハシブトカラスを見かけました。
この時期になると番いの形成時期だと思われます。
近くに1羽のカラスもいましたが、それは嘴が細くハシボソカラスでした。
大きさはハシブトカラスより少し小さい感じです。
2月になって番い形成時期のカラスを時々見かけますが、とても仲が良いと思う場面をたびたび見かけます。
愛情交換し寄り添って枝にとまっているように見えるのです。
カラスは群れで猛禽類に対処したり、餌を取ったりします。
群れで行動できるというのは知能が高いからできるのでしょう。
相手の行動を見ながら、自分もそれに反応して同じ目的的行動を行うのは、他の鳥の仲間では見たことがありません。
人間が群れで目的的行動できるようになったことが、他の類人猿を超えることができたことと似ています。
でもこのままカラスの数が増え続けると、大変なことになってしまうだろうなと心配しているところです。
本当かなー。
(スズメ目 カラス科)
カモ撮りこうちゃん