センリョウとマンリョウの違いが分からないままなんだけど!
永和の雑木林で見かけたマンリョウ
ホームセンターで見かけたセンリョウ
ホームセンターで見かけたマンリョウ
秋から冬にかけて、永和の雑木林脇の農道を歩いていくと、その中に赤い実をつけた木を見かけます。
何年も前から気になっていたのです。
多分センリョウかマンリョウとかいう木の実だろうと思っていました。
どちらかずーっと分からないままでした。
年末になるとホームセンターでセンリョウとマンリョウの鉢が売られているのを知っていました。
そこでホームセンターでその鉢植えの写真を撮ってきました。
センリョウは実が上を向いていますが、マンリョウは下向きになっているようです。
葉もマンリョウの方がくすんだ緑色に見えました。
スマホで撮った写真で区別ができるようになったと思ったのです。
その時期に地産市場の「道楽の里」に行った時、赤い実が付いた枝と他の花を透明な包装紙で包んだものが売られていました。
その雰囲気からセンリョウではないかと思われました。
レジのおばさんに「あの赤い実は何ですか。」と尋ねると、即座に「センリョウです。」と応えました。
「マンリョウとはどこが違うのですか。」と尋ねると、「マンリョウは下向きになっている。」と応えました。
その違いをよく知っている感じなのです。
永和の雑木林で見かけた赤い実は、実のつき方からマンリョウではないかと思われます。
ホームセンターで撮った写真で確認しようとしましたが、どちらか判断できませんでした。
タカ、ホオジロ、シギの仲間の区別の経験から、何年もかけて検討していくうちに、センリョウとマンリョウの違いを無意識に瞬間的に区別でき、判断できるようになるのではと考えています。
それもまた楽しみなのです。
2024年1月15日の中日新聞に「一両から億両まで 冬に彩り」とのタイトルで、たくさんの小判の名前がついた植物があるとありました。
「千両や万両があるなら百両や億両もあったりして。軽い気持ちで調べてみると、あった。しかも一両と十両もあるという。東山植物園を訪ねた。センリョウ、マンリョウ以外はあくまでも別名で、一両はアリドオシ、十両はヤブコウジ、百両はカラタチバナ、億両はミヤマシキミという名を持つ。いずれも5㍉から1㌢ほどの赤い実を付ける植物で、同園にはすべてそろっているが、カラタチバナは夏の暑さの影響かこの冬は実が付かず、ミヤマシキミは雄株のため実はなかった。カラタチバナは日本松葉蘭連合会所有の実を付けたものが園内に展示されていたため、運よく見ることができた。(現在展示は終了)。葉の上に実が乗るもの、下にぶら下がるもの、一粒ずつ実が付くもの、たわわに実るもの。一見似ているが、実の付き方や葉の形が違い、見ていて飽きない。実の有無はあれど、一両から億両全てを見るとなんだか後利益があるような気がする。」と記されています。
昔からたくさんのお金を持つことが豊かさだと考えていたことを表す象徴的なエピソードだと思ってしまいました。
(センリョウ センリョウ科 センリョウ属) (マンリョウ ヤブコウジ科 ヤブコウジ属)
カモ撮りこうちゃん