大きなミカンの仲間、晩白柚(バンペイユ)を食べてみた!
バンペイユ
愛西市の地産市場「道楽の里」で大きなミカンを買ってきました。
ここは野菜や果物もスーパーで買うよりはやや安く、地元産の新鮮なものが手に入ります。
ミカン、ハッサク、アマナツ、ユズ、ポンカン、イヨカンの他にこの大きなミカンが売られていました。
その大きなミカンの名札には「バンペイユ」と書かれていました。
そんなミカンの仲間の名前は初めて聞きました。
多分ボンタンの仲間だろうと思い、面白そうだと思って買い求めました。
勤めていた職場に鹿児島県出身の同僚がいて、実家から大きなミカンを送ってもらい、それを職場に持ってきて見せてくれたことがありました。
それも二~三度あったのです。
そこで今は鹿児島に住んでいるその人に問い合わせてみました。
するとボンタンの1種類だけでなく、バンペイユも含まれていたと書かれていました。
それを聞いて驚いてしまったのです。
というのは初めて見たと思っていたバンペイユを昔見ていたと分かったからです。
「食品のマメ知識」には「バンペイユは、熊本県で生産されている世界最大級の柑橘類です。その大きさは2㎏になることも。文旦よりも保存性が高く、2ヶ月は日持ちする品種です。文旦と同じ仲間で、大きさは直径25cm・重さ1.5㎏~2.5㎏にもなります。日本に伝来したのは1920年頃で、ベトナムの植物園から持ち帰ったことがきっかけと言われています。
『ばんぺいゆ(晩白柚)』という名前は、台湾で果肉が白いみかんを白柚(ぺいゆ)と呼んでいることと、熟すのが遅かったため『晩生』から文字をとったことが由来と言われています。見た目の特徴としては外皮が1㎝以上も分厚いことで、味は甘味とほどよい酸味があります。」と記されています。
一方、文旦は「マレー半島からインドシナあたりが原産地と言われています。
文旦は爽やかな香りと酸味・甘さが特徴です。
側は分厚く、どっしりしています。
『文旦』という名前は『法元文旦』という鹿児島県の品種が高知県に伝わったことで名付けられました。」と記されています。
同じインドシナ半島周辺が原産地になっています。
この地域にはこうした種類が他にもあるのではないかと思われます。
買ってから10日間ほど放ってあったのですが、包丁で2つに切ると外果皮と食べる部分(じょうのう)の間の白い部分(中果皮)が大きく、やっぱり文旦の仲間のうちだと思いました。
思ったより水分が多く、色合いも舌触りもグレープフルーツのような感じでした。
温州ミカンに比べると甘さはそれほど強くありませんが、酸味も余り強くなく食べやすいと思いました。
この地産市場のレジでどこから仕入れているかと尋ねると、そう遠くない農家で育てていると教えてくれました。
この地方でも育てているのですね。
(ムクロジ目 ミカン科 ミカン属)
カモ撮りこうちゃん