アキノウナギツカミを分かるようになったかも!

アキノウナギツカミ

ママコノシリヌグイ

イシミカワ

サデグサ

秋になるとタデ科の花が咲くのが楽しみになってきました。

殆どのものが花かどうかわからないほどのものですが、並んだ赤い実が美しいと思うようになりました。

イヌタデは畑や叢に沢山咲いていますが、昔は何の感情も湧きませんでした。

でも今では綺麗だなあと思ってしまいます。

何なんでしょうね。

きっと必死で子孫を繋ごうとしているからでしょうか!

でも私の中で特に印象深いタデ科の仲間はママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ、イシミカワです。

特に前二者は名前が面白い上に、花が花茎に部分的に分かれてパラパラついています。

葉もそれぞれの形が違い、茎にはたくさんの刺があって簡単に茎を折るなどはできません。

イシミカワは皿の上にダンゴを乗せた風情の実をつけます。

最初見たときは「月見ダンゴ」だと思ったものです。

これにも刺があって、叢で歩くとズボンに刺が刺さって痛いのです。

蟹江周辺では似たサデグサを見かけるようになりました。

ママコノシリヌグイかと思ったのですが、葉の様子が違い、どれだろうと悩んでいたのです。

だんだんママコノシリヌグイとは違うと感じる様になってきました。

最初は分からないまま、何年かするとだんだん違いが分かってくるから不思議です。

人間の認識の仕方の妙なのでしょうか。

これまでママコノシリヌグイとアキノウナギツカミの違いがよく分からなかったのです。

「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)の写真を見ながら区別していました。

その写真から何となくアキノウナギツカミかなあと思っていたのです。

こうした植物図鑑は、写真の枚数も少く実物とは違うように見えることがあります。

実際に違いがだんだん分かってから図鑑を見るとそうだよなと思うのです。

昨年、愛西市の福原輪中で畑脇の叢でアキノウナギツカミらしいものを見かけました。

今年になって輪中内の長良川沿いの叢でも見かけました。

花がパラパラついていて、葉は細めで、刺はそれほど多くないようです。

すると海津市南濃町早瀬の土手でもカナムグラの群生している中にアキノウナギツカミが数十本咲いていました。

そこではキタテハが飛んでいました。

カナムグラが食草だからです。

福原輪中で見かけてから、色々なところで出会うようになりました。

これまで見れども見えずだったのだと思います。

その後は、一瞬見ただけでアキノウナギツカミだと思えるまでになってきました。

こんなことも動植物に出会う楽しみだと思うようになりました。

皆さんも歩きながら探してみてくださいね。

(タデ科 タデ属)

カモ撮りこうちゃん