久し振りに木曽川の水辺近くでミソハギを見かけた
2023年に木曽川東岸で見かけたミソハギ
2016年に蟹江の用水路脇で見かけたミソハギ
ミソハギの花は天童周辺で歩きまわっていた時、夏に山元沼の水辺でたくさん咲いているのを見かけました。
水晶山の登り口にある小さな沼の土手にも咲いていました。
夏になると良く見かける花の一つだったのです。
ところが蟹江に戻って殆ど見かけませんでしたが、数年前に町内を流れる蟹江川近くの用水路脇で咲いているのを偶然見かけました。
こちらにも咲いているんだと思ったものです。
しかしその後草刈りをしてから全く見かけなくなりました。
また他の場所でも数年間見かけていませんでした。
2022.2.22づけのblog「夏に見かけるミソハギ」で盆花として使われたり、茎の断面が四角いのでシソ科でないかと思われるのに、ミソハギ科でシソ科でないことを述べました。
先日立田大橋近くの木曽川東岸の水辺に行ってみると、赤っぽいピンクの花をいっぱいつけた花が数か所で咲いていました。
見た瞬間にミソハギだと直感しました。
こんなところにミソハギが咲いていることに驚いたのです。
そこで何枚もの写真と動画を撮りました。
そこから土手に上がる途中の叢でもミソハギが群生しているところがありました。
他の場所では見かけないので、木曽川が大水になった時に種が上流の岐阜県や長野県から流れ着いたのではないかと想像しています。
「庭木図鑑 植木ペディア」には「葉は先端が尖って細長い。二枚の葉が茎を間に向き合うようについている。茹でた葉は和え物、佃煮にして食べることができる。茎は一見するとまっすぐに見えるが、上の方で分岐している。~中略~ 花はサラダなどに混ぜて生で食べることができる。漢方ではミソハギを『千屈菜』という。花の終わり頃に採取した草全体を日干し、これを煎じて飲めば下痢止めに効果があるという。」と記されています。
こうしたミソハギの効用を見ると、昔の人は盆花として利用したり、その葉を食材として使ったり、薬効を知って利用していたことが分かります。
昔から身近な植物だったのでしょう。
そんなミソハギを蟹江周辺で見かけなくなったのは、おそらく人間による環境破壊に原因があるのかも知れませんね。
(ミソハギ科 ミソハギ属)
カモ撮りこうちゃん