ブルーギルの生命力は半端じゃないようだ!
2019.6.24に永和の沼で見かけたブルーギル
2022.9.29に用水路で捕ったブルーギル
2023.6.24まで飼育していたブルーギル
蟹江周辺の用水路ではブルーギルの稚魚が捕れることがあります。
これまではそんなことはありませんでした。
また永和の沼では、誰かがこっそり放流したらしいブルーギルを見かけたものの、その後見かけなくなりました。
この沼にはヘラブナ、コイ、ライギョやナマズがいるので、ルアーフィッシングするために放流したブルーギルもエサ不足か、ライギョやナマズに襲われたのか、その後見かけていません。
用水路で捕れたブルーギルは稚魚で、最初はタイリクバラタナゴの稚魚かと思ったのですが、表面に茶色の縦縞模様があるのです。
タイリクバラタナゴではないと思ってから、悩んだ末にブルーギルの稚魚ではないかと思いついたのです。
自宅の水槽にしている発泡スチロールの箱に、ブルーギルの稚魚とタイリクバラタナゴとを一緒に入れておきました。
水槽はその前から時間が経っていてヘドロ状になっており、そこに時々ホースで水を送り込んで水を箱から流すようにしたりして水の汚れをなくすようにしていました。
後はほとんど放置していたのです。
その水槽にブルーギルの稚魚バラタナゴを入れたのは2022.9.29でした。
先日蟹江メダカを捕りたいと永和周辺の用水路に出かけたのですが、メダカが4匹、カダヤシが7~8匹ぐらい捕れました。
他にはザリガニ、モツゴ、フナ、タイリクバラタナゴが捕れました。
そこでヘドロ状になっていた発泡スチロールの水を入れ替えるために水を掻い出したところ、ヘドロの中で3匹のブルーギルを見つけたのです。
入れておいたタイリクバラタナゴは1匹も見かけませんでした。
この3匹のブルーギルを小さなプラスチック容器に入れて、動画と写真を撮ろうとしたら、その中の1匹は尻に黒い糞をくっつけていたので、何かを食べているのだと思われます。
ブルーギルは食肉魚ですが、水槽に動物性の生き物はいないと思われるので、もしかすると好きでないアナカリスやマツモなどの水草を食べていたのかも知れません。
昨年水槽に入れてから9か月ほど経っていますが、大きさはあまり大きくなっていないようです。
こんな環境下で3匹が全部生きていたことにとても驚きました。
その生命力は相当なものだと思われます。
ブルーギルはブラックバス同様に、外来種で在来の魚の稚魚などを食べてしまう困りものですが、食性以外にも環境への適応力はかなり高いのではないかと思われます。
繁殖力の強さだけでなく、こうした新しい環境への適応力で数を増やしているんだろうなと思ってしまいました。
(スズキ目 ブルーギル属)
カモ撮りこうちゃん