3月8日に木曽川にはマガモとオナガガモが集まっていた!
木曽川の堰にいるマガモとオナガガモ
堰で休むマガモとオナガガモ
木曽川水面上のマガモ
堰の杭にとまるマガモとカルガモ
久し振りに木曽川沿いの土手を歩きました。
愛西市と海津市に跨る木曽川と長良川の間の土手です。
愛西市の道の駅「立田の駅」から立田大橋を越えると、その土手があります。
河川敷にある駐車場に車を停めて歩き出しました。
昨年10月頃にも歩きましたが、その時にはコガモやマガモが見られました。
3月のこの時期はカモたちが北帰行する時期なので、木曽川ではそうした北帰行直前のカモが見られるのか、それとも何もいないのかを確かめたかったのです。
木曽川はいくつかの堰があって、岸近くに杭がたくさん立っています。
また川の中央まで石が積み上げられていて、流れがよどんだ場所には砂浜があります。
カモたちにとって休憩場所として絶好の場所です。
昨秋にはたくさんのコガモを見かけました。
堰で休んだり杭にとまっていたのです。
今回見かけたのはマガモとオナガガモでした。
他に留鳥のカルガモもいましたが、北帰行するカモはこの2種類だけで、コガモは全く見かけませんでした。
蟹江周辺の日光川、善田川や宝川ではマガモ、ハシビロガモやコガモを見かけますが、この時期になると数が減ってきています。
北帰行し始めているのだと思われます。
それでもコガモはまだたくさん見かけます。
北帰行する時期が他のカモより遅いようなのです。
今回見かけたマガモは蟹江周辺でも良く見かけますが、オナガガモは余り見かけません。
今回オナガガモをたくさん見かけました。
蟹江とは違う他の地域で冬を越しているのでしょう。
私の仮説でしかないのですが、秋に木曽川沿いに渡ってきたカモたちは、冬の期間、近くの中小河川に分散して過ごします。
そして春が近くなると、また木曽川に集結して北上していくのではないかと思っています。
今回木曽川で見かけたマガモやオナガガモは、仲間が戻ってくるのを待っている最中ではないかと思われるのです。
北帰行の時期はそのカモの種類によって違います。
マガモやオナガガモは今の時期ですが、コガモは4月を過ぎてから集結するのではないかと予想しています。
木曽川を北上して日本海側に出て、北海道を経て繁殖地であるシベリア大陸、カラフトやカムチャッカ半島などに渡っていくのではないかと推測しています。
「日本のカモ 識別図鑑」(氏原巨雄 道昭 誠文堂新光社)でも「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)でも、マガモとオナガガモの繁殖地はほぼ同じ地域になっています。
北帰行する時期が同じというのは繁殖地の環境が関係しているかも知れませんね。
やっぱり何千キロにも亘る旅をこれからしようとするカモたちの安全を祈らずにはいられません。
皆さんはどう思いますかー。
(カモ目 カモ科)
カモ撮りこうちゃん