ムクドリは冬には群れで行動するらしい!
秋に大群で行動するムクドリ
ムクドリのいろいろ
蟹江周辺ではムクドリを良く見かけます。
大きさはヒヨドリくらいで、鳥の大きさの判別する物差しの1つといっても良いでしょう。
カラス、ハト、ヒヨドリ、スズメなど良く知っているものを基準にして、それより大きいか小さいかで見かけた鳥の体長を推し測るのです。
私の経験では枝に1羽だけとまっていると大きさがよく分からなくなります。
距離の問題はあるにしても、ある時には大きく見えたり、逆に小さく見えたりしてしまいます。
私の側の心理的な条件によるものでしょう。
ヒヨドリとムクドリの大きさはほぼ同じくらいですが、ヒヨドリは数羽で群れながらも個体として行動していることが多い鳥です。
それに比べるとムクドリは1羽で見かけることは少なく、いつも群れで行動しています。
習性が随分違うようです。
飛び方にも違いがあります。
ヒヨドリは空中を波のような飛び方をするのに、ムクドリは直線的に飛んでいきます。
最近では遠くで飛んでいるのがヒヨドリかムクドリかは判定できるようになりました。
このムクドリは冬期には弥富市海屋、宝川土手、飛島村などで見かけますが、大群という訳ではありません。
冬期には大群になって行動するようですが、蟹江の町中で電線に鈴なりになっているのを、今のところは見かけていません。
昔天童の街中の電線に何百羽というムクドリがとまっていたことがあります。
また高崎駅前の街路樹でも夕方になるとムクドリがたくさんとまっていました。
糞と鳴き声で公害となっているようです。
テレビでも鳥被害のニュースを放映しています。
多くはカラスとムクドリでした。
蟹江周辺では今のところそのような被害は聞いたことがありません。
昨年の秋に津島市鹿伏兎の田んぼで、何百羽のムクドリの群れを見かけました。
テレビで放映されていたようなムクドリの大群でした。
でもその後は見かけなくなりました。
そのとき動画を撮りました。
ムクドリを追い払うためにタカを使って追い払うと聞いています。
確かにチョウゲンボウが飛んで来ると、電線にとまっているムクドリたちは一斉に飛び立って避難を始めます。
どうして危険だと分かるのか不思議に思うほどです。
私はムクドリには余り良い印象を持っていません。
「鳥のギャング」とさえ思っています。
昔仙台近郊の知人宅の餌台では、他の鳥たちが採餌していると、群れでやってきて追い出し、ギャーギャーと鳴きながら餌を横取りしている光景が忘れないからです。
彼らは彼らなりに必死に生きているとは分かっていながら、そんな人間的な価値を感情移入して判断してしまっていたのです。
(スズメ目 ムクドリ科)
カモ撮りこうちゃん