やってくるタゲリの数は増えてきている!
この冬見かけたタゲリ
数が増えたタゲリ
並んで休むタゲリ
休憩中のタゲリ
初めて見かけた時のタゲリ
飛島村で3~4年程前からタゲリを見かけています。
それ以前から来ていたかどうかは分かりません。
同じチドリ目チドリ科のケリは留鳥で四六時中見かけていて、同じチドリ科のタゲリもいつか出会いたいと思っていたのです。
飛島村三福の麦畑で初めて1羽のタゲリを見かけたとき、とても驚きました。
2月中旬だったと思います。
周りには他のタゲリもいました。
翌日にも行ってみると、もう見かけなかったのです。
他への移動中に見かけたのだろうかと思ったのです。
他の鳥を探して飛島村に通っていたら、1週間後にタゲリの群れにまた出会いました。
飛翔中に数えてみたら14~15羽の群れでした。
タゲリを観察していて面白いのは、並んで寝たり休むことです。
畑の溝になっているところにうずくまって並んで寝ます。
とても面白い習性です。こんな鳥は他には見たことがありません。
その当時タゲリの群れを留鳥のケリが警戒し威嚇していました。
畑でタゲリの群れが散らばっている間をケリが歩いて横断していきました。
どんな輩かと確かめるような雰囲気だったのです。
ある時はケリの縄張りに入り込んだタゲリを追いかけていることもありました。
ケリは夏に10羽前後の群れで行動しているのを見かけますが、12月を過ぎると群れていません。
多分番い形成の時期だからと思われます。
タゲリとは習性や生態が随分違うようです。
今ではケリもタゲリの存在を当然のこととして認めているように見えます。
というのは同じ場所で餌探ししていることもあるからです。
タゲリの数はここ2年ほど大体20羽前後で推移していました。
その群れも2月半ばを過ぎると畑に三々五々分かれて生活しているようです。
あちこちの畑でそれぞれが餌探ししています。
今年の冬は12月半ばにタゲリの群れを見かけましたが、翌日には姿が見えなくなっていました。
1月になって飛島村周辺でまた見かけるようになりました。
飛翔中のタゲリの数を見ると今年は40羽前後で多い感じです。
海の向こうの故郷での産卵数が多かったのではないかと思われます。
カモや鳥たちを観察していると、越冬場所の選択には保守戦略を採っているように思われます。
今まで親と一緒にやってきて、その場所で生き延びてきたので、次にもそこを利用する戦略です。
だから毎年同じ場所にやってくることになります。
飛島村にやってくるタゲリの数は増えています。
農家や住民も野鳥に優しいように思われます。
というより関心がないのでその存在さえ知らないのかも知れませんが。
(チドリ目 チドリ科)
カモ撮りこうちゃん