今年の冬(1月15日)もキタキチョウを見かけた!
1月15日に枯れ草の上を飛ぶキタキチョウ
1月15日に土起こしした田んぼの上を飛ぶキタキチョウ
秋から春に見かけたキタキチョウ
ここ数年に亘って永和の雑木林で、1月になるとキタキチョウが飛んでいるのを見かけていました。
最初はモンキチョウが時期を間違えて発生しているのかと思ったものでした。
でもこのキチョウがキタキチョウだと知り、冬を成虫で越すチョウだと分かってきてから、冬の最中にも見られるのではないかと思って観察してきました。
今年は1月に入ってずーっと雨が降らず好天の日もありましたが、キタキチョウは見かけませんでした。
なぜなのか不思議に思っていたのです。
いつか会えるだろうと思いながら、数日ごとに通っていました。
10日を過ぎた頃、雨が終日降り続いて翌日は好天になりました。
気温は3月頃の気温だと天気予報では言っていました。
キタキチョウを見かけるのは必ず雑木林の南側で、多少風があっても、そこは陽当たりがよくぽかぽかと暖かい場所なのです。
キタキチョウが2匹飛んでいました。
他にもキタテハが1匹飛んでいました。
これまで暖かい日があってもキタキチョウもキタテハも見かけたことはなかったのです。
キタキチョウやキタテハが飛んでいるのはただ好天の日というのではなく、雨が降って地面が湿って暖かくなっているときに、枯葉などの裏にいた成虫が出てくるのではないかと思われます。
1月20日の大寒近い時期の枯葉の中を飛んでいました。
この時期にはセイタカアワダチソウもコセンダングサの花も全く咲いていません。
ところどころに越年草のホトケノザが咲いているだけです。
個体維持のための吸蜜するための植物はほとんどない状態です。
飛翔するエネルギーと吸蜜するエネルギーを考えたとき、動き回らない方がよいのではないかとさえ考えてしまいました。
それにしてもこんな寒い時期にチョウが現れることに吃驚すると同時に、何か命のしぶとさも感じたものです。
(シロチョウ科 モンキチョウ亜目)
カモ撮りこうちゃん