セグロセキレイを数年振りに見かけた
1月5日に見かけたセグロセキレイ
ハクセキレイ
キセキレイ
蟹江周辺で見かけるセキレイの仲間には3種類あります。
ハクセキレイ、キセキレイ、セグロセキレイです。
そのうちハクセキレイは田んぼ、畑、土手の周辺でどこでもたくさん見かけます。
先日も善田川の土手を歩くと、そこかしこで餌を探して歩き回っている姿を見かけました。
土手下で耕運機が畑の土起こしを始めると、飛んで行って昆虫やミミズなどの餌探しをしています。
その数も数羽という感じではなく、これほどのハクセキレイがいたのかと驚くほどの数です。
それに比べるとキセキレイとセグロセキレイはほとんど見かけません。
キセキレイは宝川土手下の用水路でときどき水辺の枯れ木などを伝いながら餌探しをしている光景を見かけます。
海津市の養老山地の裾野にあるハリヨ公園でも何回か見かけました。
湧水池から流れる渓流沿いで見かけています。
ハクセキレイの住む場所とは違っているようです。
いわきの丹後沢でもキセキレイを見かけました。
森の中の沼という雰囲気のところで、開けた平野で見かけることは余りない印象です。
セグロセキレイはこれまで4~5回見かけています。
長良川の土手下の叢、永和の沼、ハリヨ公園、弥富市海屋の屋根などで見かけていますが、ある決まった場所という感じがしません。
どこに行けば見られるのだろうかといつも疑問に思っています。
昨日(1月5日)弥富市海屋の宝川土手下で数年振りにセグロセキレイを見かけました。
何とか写真と動画を撮りました。
セグロセキレイはそこから用水路に降りて、餌を探して歩き回っていました。
土手で餌を探す感じはありませんでした。
「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)のセグロセキレイには「留鳥。少数が漂鳥。平地から山地の河川、湖沼、農耕地など。大部分の個体は晩秋につがいになり、2羽で越冬。数羽が同一の場所にいることもある。尾羽を上下に振りながら水辺を歩き、主に水生昆虫類を採食する。空中採食もするが、他のセキレイほどはしない。ハクセキレイのような大集団にはならず、数羽から10数羽が樹木、工場や倉庫の軒下などにとまって眠る。ハクセキレイの集団ねぐらに入る個体もいる。」と記されています。
善田川でハクセキレイが空中採餌しいている様子や、ハリヨ公園でキセキレイがしている様子は見かけています。
よく捕まえられるものだと感心していたのですが、セグロセキレイは習性が違うようです。
蟹江周辺ではほとんど見かけることがないセグロセキレイです。
もっと見かければその習性も分かるのになぁと思いました。
今回用水路に降りて歩き回っていたのは、水生昆虫など探していたのだでしょう。
同じセキレイでも随分違っているようです。
(スズメ目 セキレイ科)
カモ撮りこうちゃん