ナガサキアゲハがヒガンバナの花の吸蜜をしていた!

ナガサキアゲハのオス

ナガサキアゲハのメス

オスとメス

愛西市福原輪中にタデ科の花の写真を撮りに行きました。

その途中にヒガンバナが畑の端に並んでたくさん植えてあって、それが紅い花をいっぱいつけていました。

そこに黒いアゲハが数匹飛びながら、ヒガンバナの花の吸蜜をしていました。

その黒いアゲハには黒いものと、翅に白い紋様があるものがありました。

白い紋様があるものを咄嗟にモンキアゲハではないかと思ったのです。

小学6年生のとき五条川沿いの清洲城址で、タモ網で撮りそこなったことがあるのと、今まで目の前を何回も通り過ぎていく経験をしていました。

そのモンキアゲハがヒガンバナの吸蜜をしていると思ったのです。

それで白い紋様がある黒いアゲハを重点的に写真と動画に撮りました。

ところが黒いアゲハは尾状突起がないのでナガサキアゲハだったのです。

モンキアゲハだと思った紋様が白いのは尾状突起があるのかどうかはっきりしません。

これまでナガサキアゲハは5月~7月頃まで見かけていました。

10月初旬に見かけるなんて予想もしていませんでした。

「日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会編 誠文堂新光社)のナガサキアゲハには、成虫の発生時期は5月頃、7月頃、9月頃となっています。

この3回目の9月頃に発生したナガサキアゲハのようです。

しかもモンキアゲハだと思っていた白い紋様を調べてみるとナガサキアゲハのメスだったのです。

とてもがっかりしました。

2022.9.24づけのblogで「ヒガンバナとチョウの吸蜜の関係を考えた」を書きました。

そこでは口吻の長さがヒガンバナの吸蜜と関係があるのではないかと書きました。

これまでジャコウアゲハ、モンキアゲハ、アゲハチョウが吸蜜している場面を見かけていたとも書きました。

今回の福原輪中の場面では、ナガサキアゲハが吸蜜していたのです。

大型のアゲハなので口吻が長いと思われます。

そのヒガンバナにはアゲハチョウも吸蜜にきていました。

やはり口吻の短いアオスジアゲハを除いて、アゲハの多くはヒガンバナの吸蜜ができるのでしょうね。

幼児たちにワシの絵を描かせると、なぜかニワトリのような鳥を描いてしまいます。

そこで紙芝居で、ワシの暮らしと体つきの特長(嘴の鋭さ、脚の太さ、かぎ爪や羽の大きさ)を知らせると、ワシの絵を描けるようになりました。

ナガサキアゲハとヒガンバナの吸蜜関係を見て、なぜかそんなことを想い出してしまいました。

(アゲハチョウ科 アゲハチョウ属)

カモ撮りこうちゃん