用水路でブルーギル(?)の稚魚を見かけた
用水路で捕ったブルーギルの稚魚?
永和の沼で見かけたブルーギル
ここ数日間、蟹江周辺の用水路でメダカを探して歩き回っています。
この付近の用水路はほとんどカダヤシばかりになっています。
数年でメダカは絶滅すると思うので、種の保存のために捕ろうと思ったのです。
メダカがいる用水路は経験的に分かっていて、そこに行くとまだメダカが捕れます。
でもカダヤシとメダカが混じって捕れるようになりました。
生態系ではメダカとカダヤシはほとんど同じ位置にいます。
メダカは卵性ですが、カダヤシは卵胎性です。
環境が悪くてもカダヤシは稚魚を産むので増えられます。
メダカの卵は死滅しやすいので、繁殖率ではカダヤシが圧倒的に有利です。
私は捕れるメダカをあえて蟹江メダカと名づけています。
数日前にメダカ捕りに出かけました。
関西線の蟹江町と愛西市の境界近くの用水路です。
例年メダカのほかにカダヤシ、ヌマエビ(?)、ハゼの仲間、タイリクバラタナゴなどが捕れます。
そんな積もりでタモ網や四手網を入れたら、見かけない魚の稚魚が入ってきました。
縦縞が入っている魚です。
見た瞬間タナゴではないかと思いました。
家に帰って調べてみると、縦縞が入っているタナゴは見当たりません。
よく考えているうちにブルーギルではないかと思い始めました。
この辺りの田んぼではイネ作りに農水管を敷いて木曽川の水を引いています。
水を抜くときは用水路に流します。
この用水路は日光川に繋がっています。
この用水路にいる魚たちのうちヌマエビやハゼの仲間は木曽川の農水管を伝ってきていると思われます。
割りと水温が低いのを好むからです。
カダヤシやタイリクバラタナゴは日光川から入り込んできたと考えられます。
このブルーギルの稚魚は日光川から入り込んできたようです。
ということは日光川にはブルーギルが生息している可能性が高いと思われます。
2022.1.1づけのblogで「ブルーギルを永和の沼でも見かけた」を書きました。
見かけたのは2年くらい前でした。
恐らく誰かが放流したのでしょう。
ところがその後見かけなくなりました。
この沼には大きなライギョ、ヘラブナ、ナマズ、コイなどがいます。
恐らくライギョの餌食になってしまったと思われます。
この用水路には2日に亘ってメダカを捕りに行きました。
1日目に1尾、2日目に2尾捕れました。
何回も網を入れていないのですが、この頻度からするとかなりブルーギルの稚魚がいるのではないかと思われます。
こうやって少しずつ、この地方に定着していくのだろうなと思ってしまいました。
(スズキ目 サンフィッシュ科 ブルーギル属)
カモ撮りこうちゃん