タデの中で一番豪快なのはオオケタデだろうな!
天童で見かけたオオケタデ
蟹江で見かけたオオケタデ
秋になると一番目立つのはタデの仲間です。
自宅の庭でもイヌタデが咲いています。
昔アカマンマと呼ばれて遊んだことがあります。
その他に数本ヤナギタデが咲いています。
これは発芽したばかりの赤い芽を刺身のツマに使っていました。
辛みがあるからです。
今では栽培農家がいなくなって、ツマとして見かけなくなってきました。
残念に思っています。
天童でも秋になってポントクタデ、サクラタデ、ハナタデ、オオケタデ、ミズヒキ、ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミなどを見てきました。
これらのタデの仲間も近寄ってみると、花穂のいくつかの花が開いているのを確認できます。
遠くからでは咲いているかよく分からいものの、サクラのハナビラのような可憐な花です。
タデの中で一番大きくて目立つのはオオケタデでしょうか。
長いことオオイヌタデだと思い込んでいました。
図鑑の写真だけ見ていたからです。
やっぱり実物を見て確認しないと区別できないのです。
天童で撮った写真にもオオケタデが撮ってありました。
数日前、郵便局に行くときに畑に大きなタデ科の赤ピンクの花穂をたくさんつけているタデを見かけました。
翌日その写真と動画を撮りに行きました。
畑に植わっていて偶然に生えているのではなく、植えている可能性があるようです。
天童で見かけていたオオケタデよりは大きく豪快な感じです。
畑の周りには白いツユクサも生えています。
またリンゴの木もあって小さいリンゴがなっています。
他の畑とは雰囲気が違います。
それらを見ると地主さんは風流を楽しむ人のように思われます。
「日本の野草」(林弥栄編 山と渓谷社)のオオケタデには「アジア原産の1年草。江戸時代から観賞用として栽培され、現在は各地の道ばたや荒れ地、河原などに野生化している。高さ1~2㍍になり、茎が太く、全体に毛が多いことから大毛蓼の名がある。葉は卵形で長さ10~20㌢、先はとがり、基部は心形となり、長い柄がある。托葉は筒形で、ふちは葉状となる。花穂は淡紅色で長さ5~12㌢。幅1㌢、先は垂れ下がる。花期は8~11月。生育地は道ばた、荒れ地。」と記されています。
イヌタデなどの他のタデの仲間に比べて頻繁には見かけないのは、花穂の数の割りには繁殖力が弱いのかも知れません。
また栽培種だからかも知れません。
このオオケタデを見ると誰しも忘れられないこと請け合いです。
みなさんもこの季節、オオケタデを探してみてくださいね。
(タデ科 タデ属)
カモ撮りこうちゃん