エゾビタキを初めて見かけた!

ハゼノキにとまったエゾビタキ

秋のこの季節になると永和の田んぼや飛島村の稲刈り後の田んぼで、ノビタキを見かけます。

この時期にだけ見かけるので、渡りの途中で寄っているのだと思われます。

昨年になってその存在を知って意識するようになった鳥です。

名前の通りヒタキの仲間です。

ヒタキの仲間には他にジョウビタキがいます。

蟹江に戻ってからずーっと見かけています。

ジョウビタキはオス・メスともに愛くるしい鳥です。

特にメスは少女のような雰囲気で、本当に可愛いなと思ってしまいます。

そんなヒタキの仲間だと思われる鳥を、弥富市海屋の雑木林で見かけました。

日光川の土手に沿って用水路があり、その脇に雑木が生えている場所です。

その中にハゼノキがあって実がたくさんなっています。

ハゼノキを動画に撮ろうとビデオカメラを向けて撮っていると、その枝に小さな小鳥が写っていたのです。

一瞬でヒタキの仲間と思いました。

少し黒っぽい感じでした。

ノビタキの幼鳥かと思ったのですが、自信がありません。

そこでフェイスブックの登録している「鳥見(鳥情報交換)サークル」に投稿してその名前を聞いてみました。

写真とともに「ハゼノキにとまっていました。ヒタキの仲間だと思うのですが名前が分かりません。ご存じの方があれば教えていただけませんか。宜しくお願いいたします。」と投稿すると、すぐに反応がありました。

「エゾビタキだと思います。」

そして他の人から「エゾビタキです。冬の間日本にいる冬鳥や夏の間日本にいる夏鳥と違い、渡りの途中のごく短い間だけ日本に立ち寄る旅鳥なので結構レアです。」と教えて貰いました。

他に「何故か、今年の秋はとても多いようですよ。」「この秋は少ないですね。」という情報も貰いました。

地域によって多少の違いがあるようです。

それぞれの情報提供者には、「いいね」とお礼の文章をつけて返信しました。

このヒタキがエゾビタキで珍しい鳥だと知ってとても驚きました。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)には「旅鳥。平地から山地の林や林縁など。春、秋とも渡りの時期には1羽で生活しているものが多い。林内よりも、林縁や樹木の散在する開けた場所を好み、体を垂直にして枝にとまり、空中採食で昆虫類をとらえる。秋の渡りの時期にはミズキやモッコクなどの木の実もよく食べる。」と記されています。

私が見かけたのはハゼノキの実がなっている木でした。

実を食べようとしていたのでしょうか。

定点観測地のいつもの場所を同じように回っていても、何かしらいつもと違うものに出会うから不思議です。

そのことが面白いなぁと思ってしまうのですね。

(スズメ目 ヒタキ科)

カモ撮りこうちゃん