ウメかと思っていたらモモ(ハナモモ)だった
天童では果樹園でモモも栽培されていて、モモの値段は安く品質も良く大きいのを見かけていたので、蟹江に帰ってスーパーでモモを買う気にはなりません。
そこで毎年直接生産農家からモモを買っています。
買っているのは「あかつき」と「マンゴー(通称)」の2種類です。
マンゴーは流通に乗っていないとのことで、スーパーで見かけたことはありません。
果肉はマンゴーのような黄色のモモで、とても美味しいと思います。
そんな果実をつけるモモの花は一重で、それがモモの花だと思い込んでいました。
今住んでいる団地の用水路脇の土手に数年前から3月半ばになるとピンクの花をつける木があります。
季節柄ウメではないかと思っていました。
それにしてはウメよりは時期が遅いような感じがします。
紅梅(コウバイ)にも薄ピンクがあるので、紅梅の八重なんだろうと思っていたのです。
3月下旬になるとその花の存在感が大きくなって、本当にウメだろうかと疑問に思うようになりました。
2022.2.17付のblogで、「all about 暮らし」「ウェザーニュース」をまとめたウメ、モモとサクラの違いについて調べた結果を載せておきました。
①咲く時期 梅(1月下旬~4月下旬)桃(3月上旬~4月下旬)桜(3月中旬~4月下旬)で、梅→桃→桜の順に咲く
②花柄の長さ 梅は花柄はない 桜は花柄は長い 桃は花柄は桜の半分くらい
③花柄の形 梅のハナビラは丸い 桜は先端に切れ込みがある 桃は尖っている
この判断基準でもウメだかモモだか区別ができなかったのです。
そこで参加しているフェイスブックの「山野草・雑木サークル」に投稿して尋ねることにしました。
するとすぐに反応がありました。
「桃の花でしょうね。桃でも、ハナモモ、食べる桃といろいろありますが…。」とコメントがありました。
次に「花がV字に2つずつ付き、間に葉芽があるのはモモの分かりやすい特徴です。」と更に詳しい情報を提供してくれる人がいました。
撮った写真を見てみると、ウメではなくてモモのようです。
この木は果実を採取するのではなく花を楽しむハナモモのようです。
「日本の樹木」(林弥栄編 山と渓谷社)には「モモの園芸種で、花が美しいものをハナモモ(花桃)という。庭木または切り花などの目的で広く栽培される。カンヒトウ、カンパク、キクモモ、シダレモモ、ゲンペイシダレ、ヤグチなどがある。」と示されていました。
本の写真からは団地のハナモモはヤグチ系統かも知れません。
庭や畑の端にハナモモらしい立ち木を頻繁に見かけるようになりました。
見れども見えずだったようです。
(バラ科 サクラ属)
カモ撮りこうちゃん