海釣りでマゴチを釣った人と話した

11月下旬の好天の日曜日に日光大橋の日光川河口に向かう土手を歩きました。

日光川には釣り用ボートがたくさん係留されています。

川の中にも鉄柱が何本も立てられてボートを固定するようになっています。

その係留されているボートは日光川の風物詩になっています。

その日は土手にたくさんの車が駐車してあり、伊勢湾に海釣りに出かけた人たちの車だと思われます。

毎年この時期にこんな風景が見られます。

歩いて行くと停めてあるワゴンで荷物の整理している人を見かけました。

私が「釣れましたか。」と尋ねると、ネットに入った魚を見せてくれました。

去年はカサゴを見せて貰っていたのでカサゴだろうと思っていたのでしたが、ただの1匹だけ魚が入っていました。

「これは何ですか。」と尋ねると、「マゴチです。」と応えました。

「名古屋港沖ですか。」と尋ねると「鍋田近くの海です。」と話しました。

因みに弥富市鍋田は干拓地だったところで、伊勢湾台風の際、この土手が大潮などで崩れて名古屋市南部を含む大きな被害をもたらした原因となったところです。

海抜はマイナス2mくらいです。

近くのJR弥富駅は日本で一番低い駅だそうです。

そこで写真を撮らせて貰えないかと頼むと、ネットからマゴチを取り出して見せてくれました。

スマホで数枚写真を撮りました。

「どうやって食べるのですか。」と尋ねると、「刺身にして食べます。」と応えながら嬉しそうな顔をしました。

一匹だけの釣果なのにそう見えました。

「これは中くらいで大きいのは70~80㎝にもなるんです。」とも話しました。

別れてから土手を歩いて行くと、海釣りから帰るモーターボートを見かけました。

この日は何隻も伊勢湾に出ていたと思われます。

いつかチャンスがあれば、私も海釣りをしてみたいと思ったものです。

ウィキペディアでは「熱帯から温帯に広く分布する。全長5㎝ほどにしかならないものから全長1mを超えるものまで多くの種類がある。多くは海岸近くの浅い海に生息し、河口などの汽水域に侵入するが、水深200~600mほどの深海に生息する種類もいる。~中略~ 多くは腹を海底につけて生活する底生魚で、海底に貼りつくか、砂泥の中に浅く潜って海底に擬態し、獲物や敵の目をあざむく。食性は肉食性で、ゴカイ、貝類、頭足類、甲殻類、小魚など小型底生動物(ベントス)を捕食する。」と記されています。

このマゴチはカサゴ目の仲間で、いくつもの科に分かれています。

捕獲数が少ないので市場で見かけることは少なく、料亭などで出される白身の高級魚のようです。

近くのスーパーでは時々見かけるので近辺では獲れる方なのでしょう。

刺身、てんぷら、煮つけなどの料理があるようです。

メバルやカサゴと同じような味なのだろうかと思いました。

(カサゴ目 コチ科 コチ属)

カモ撮りこうちゃん