ショウガなのにショウガでない白い花が咲くジンジャーリリー

蟹江に帰って初めてショウガの花を見かけました。

白い花をたくさんつけているのです。

兄弟であるミョウガは地面で花が咲くのに、ショウガは茎に白い花を咲かせるんだなあと思いました。

東北では見かけたことはありませんでした。

この白い花を咲かせるショウガは群生していて、葉もショウガそのものです。

てっきり私たちが根を食べるショウガだと思い込んでしまいました。

前回(1月19日付)の「ミョウガって、どこに実をつけるの?」では、根を食べるショウガの花として、その白い花を咲かせる植物を記載しました。

ところが「生姜の花は咲きますか?それってジンジャー?」(https://ginger‐factory.net/recipe)の要約の部分に「つまり、生姜の花は存在しますが、とても貴重な花だということが分かりました。特に日本ではめったに見られない様なものらしいです。それと、生姜の花とちょっと違いますが『ジンジャーリリー』という植物があり、日本でもどこかの公園や個人のお宅のお庭などに咲いているみたいなので秋になったら散策するのもいいかもしれませんね。『生姜の花』一生に一度でも見てみたいものですね。」とありました。

見かけていたショウガの花は園芸種のショウガ科の仲間で、根を食べるショウガではなく花を楽しむものだったのです。

その追記(2016年10月)として、作者はタイでショウガの花を実際に観察しています。「生姜の花やっとこの目で見ることが出来ました。これはタイの生姜畑で撮影(写真略)したものですが、タイでは日本よりも生姜の花を見る可能性が高いようです。どんな風に出るかというと、生姜の収穫間際になると、茎の最後に『トウ』みたいなものが出ます。~中略~この『トウ』てっぺんが複雑に分岐してくると花が咲く可能性が出て来ます。パッと咲いたりするんです。遠くから見ると、とっても小さいので見つけることが出来なかったりします。」と記されています。

スーパーで売られているショウガの根は、種を撒いて育てるのではなく、根を分けて増やしながら育てていて、農家の人たちもショウガの花を知らないと思われます。

サツマイモの花も私は見たことがありません。

九州や沖縄あたりの温暖な地方では咲いているのではないかと思われます。

サツマイモを品種改良する際には花を咲かせる必要があるはずです。

白いショウガの花を咲かせる「ジンジャーリリー」は、葉はショウガそのものなので思い込みを強める作用があったのだと思います。

そんなことがあってもだんだんと認識が深まることはやはり嬉しいことだと思いました。

(ショウガ ショウガ目 ショウガ科 ショウガ属)

カモ撮りこうちゃん