蟹江で見られるのはヌマエビだと思うけれど
蟹江周辺で見られる魚のうち、甲殻類にはアメリカザリガニやエビがいます。
アメリカザリガニは昔ほど見かけません。
昔はたくさんいてザリガニ釣りして遊んだものです。
今はスルメやソーセージなどを餌にしますが、昔はザリガニを1匹捕まえて、尻尾を千切ってその肉を凧糸にぶらさげて餌にしました。
言わば共食いです。
カエルを地面に叩きつけて皮を剥いでぶら下げて餌としたこともあります。
一番たくさん食いついてきたのは、共食いのザリガニの肉でした。
エビは流れがある用水路にいます。
滞留している池や用水路では余り見かけません。
このエビをこの地方ではヌマエビと言っています。
昔、宮城県丸森町から相馬市に抜ける国道113号線沿いに沼があり、春にはそこの土手でワラビを採ったものです。
沼にはエビがいて時期になると腹にたくさん卵を抱いています。
卵を抱いているエビを捕ってきて水槽に入れておいたら、稚エビがたくさん発生しました。
でも環境が悪かったせいか死滅してしまいました。
その沼ではエビを捕るために、小枝を束ねたものを沼のあちこちに置いてありました。
エビの習性でそうしたところに集まるようです。
夕方に仕掛けて翌日に大きな網で下から掬うようにして捕っているのだと思われます。
蟹江周辺では善太川や飛島村の用水路でもこのエビが捕れます。
善太川の岸辺から大きなタモ網を入れている人に「何をしているのですか。」と尋ねると、「スジエビを捕っている。料理に使うのです。」と応えました。
飛島の用水路でプラスチックの船に乗りながらタモ網で何か捕っている人にも出会って「何をしているのですか。」と尋ねると、「ヌマエビを捕っているのです。」と応えました。
「大きな川だと漁業権があるので、ここで捕っているのです。」と応えました。
カワセミやコサギなどが捕っている獲物にエビが頻繁にいます。
かなり多く生息していると思われます。
蟹江の用水路で捕ってきたエビをバケツに入れておくと、ピンと跳ねてバケツから逃げ出します。
狭いところが嫌なようです。
そしてそのまま置いておくと死んでしまい、赤くなってしまいます。
サクラエビ状態です。
今でもその繰り返しをしています。
エビを入れた水槽を日の当たらない自宅の北側に置き、蓋になるものを置いています。
ヒトによって違うエビの呼称について、エビがヌマエビなのかそれともスジエビなのか今でも迷っています。
スジエビなら尻尾のスジが鮮明だろうと思われますが、それがないのでヌマエビではないかと考えています。
両者を区別する基準が分かるようになれば良いのですが、今のところ不明なままです。
(ヌマエビ上科 ヌマエビ科)
カモ撮りこうちゃん