まわりで見かけるカメは全てミシシッピアカミミガメ!

蟹江周辺の川、沼や用水路にはたくさんのカメを見かけます。

昔からいたイシガメよりは断然多いように思います。

最近ではイシガメは全く見たことはありません。

ミシシッピアカミミガメという種類で、アメリカから日本に持ち込まれたカメです。

小さい頃、縁日でミドリガメという名で売られていました。

それを飼えなくなって川や沼に逃がしました。

死ぬと可哀そうだからと川や沼に逃がしたのだと思います。

小さい頃、子犬や子猫を段ボールに入れて、公園の隅や土手に捨ててありました。

鳴声で人が気づくような場所です。

誰かに育てて貰おうという積もりなのでしょう。

上手くいけば良いのですが、それができなければ死んでしまうはずです。

でもその場面を見なければ、自分の可哀そうだという気持ちは救われるのでしょうね。

知り合いにネコを飼っている人がいました。

子猫が生まれると目が開かないうちにハンカチに包んで石で重くして川に捨てていました。

動物愛護の精神に反する行為です。

どこかに捨てて死んでいく、他人に迷惑をかけるより、飼い主の責任でそうした行為をしていたと思われます。

どこかに捨てるのと飼い主の責任で殺すのと、どちらが良いのでしょうか。

「ペットを飼うなら死ぬまで面倒見よう」と言われますが、そんなキャンペーンがあること自体、現実に捨てている人がいるのでしょう。

この捨てられたミシシッピアカミミガメは、それらの川や沼に適応しながら数を増やしてきました。

どこに行ってもこのカメを見かけます。

カミツキガメのように人に害はないようですが、日本の在来のイシガメを見かけないのは、生態系が同じで駆逐されたと考えられます。

ミシシッピアカミミガメは生命力と繁殖力がきっと強いのでしょう。

このカメを料理の食材として使えないかと考えてしまいました。

YouTubeを見ていたら調理して唐揚げにしているものがありました。

割りと美味しいという内容でした。

そのうち食材として利用されるようになるかも知れません。

この周辺にはそのぐらい大量のミシシッピアカミミガメがいるのです。

ところで、冬には陽射しを受けて甲羅干ししている場面をみましたが、7月半ばでも用水路に捨てられたビニールシートの上でたくさんのミシシッピアカミミガメが甲羅干ししていました。

寒暖に関係なく甲羅干しする習性があるようです。

笑ってしまいました。

(カメ目 ヌマガメ科 アカミミ属)

カモ撮りこうちゃん