ヤマビルの餌食にされる

「養老の滝」がある養老山地の多度峡に、7月初旬にオナガサナエやカワトンボの写真を撮りに出かけました。

谷川沿いの山道を歩きながら、トンボの写真を撮ったのです。

反対の山側の草叢にも入って、チョウの写真も撮りました。

草叢といっても地面に草が多少生えている程度の生え方です。

そんなことを繰り返しながら、2㎞位先まで行き戻ってきました。

何とか目的のオナガサナエとカワトンボの写真が何枚か撮れました。

帰ってパソコンに入れていると、デスクの下にポロっと丸いものがズボンの下から落ちました。

何だろうと思って屈んで指先で摘まむと、それが柔らかいのです。

瞬間的にヤマビルだと気がつきました。

何年か前に宮城県の笹谷から川崎に行く途中で、サンダル履きのままトラノオを採ろうと草叢に入りました。

車に乗って右の足首を見たら、黒いものが張りついていたのです。

手で払うとポロっとはがれてマットの上に落ちました。

それがヤマビルだったのです。

ズボンをたくし上げると、皮膚に2つの穴が開いて血が滲んでいました。

ヤマビルを車外に取り出して踏んづけましたが死にません。

体がゴムのようなのです。

そこで尖った石で千切るようにして殺したことがありました。

今回は、そのヤマビルを小さいプラスチック容器にいれて飼うことにしました。

ヤマビルは尻尾が吸盤になっていて、先端が小さくとてもよく体が伸びます。

乾燥してはまずいと思い、少し水を入れておきました。

1週間を過ぎたらヤマビルはへたばってきて、最後は死んでしまいました。

すると体内に溜め込んでいた血液が外に出てきて、プラスチック容器が真っ赤に染まりました。

これは私の血液だと思います。

ヤマビルに取りつかれた場所は全く痛みを感じない上に、2つの傷口は、2~3日血が全く止まりません。

私は血液をサラサラにするワーファリンを飲んでいるから、血が止まらないと考えていたのですが、実はヒルは痛みを感じさせない成分と、血液が凝固しない成分を分泌していたのです。

昔はヒルのヒルジンを抗血液凝固剤として使用していた時代がありました。

今でも多度峡のどこで取りつかれたかは、全く謎のままでいます。

カモ撮りこうちゃん