アマガエルは忍者だった
アマガエルのオタマジャクシを育てている幼稚園の先生に、「いつになったら緑色になるのですか」と尋ねられました。
これまで緑だけでなく、空色や白っぽいアマガエルを見たことがあったので「周りの環境に合わせて色が変わるのでないかと思います。」と応えました。
その先生は、子どもたちと一緒にある実験をしました。
周りをそれぞれ赤い色と灰色のそれぞれで囲った水槽でアマガエルを育てたのです。
すると、アマガエルたちはそれぞれ赤っぽいカエルと灰色のカエルになりました。
私は黒いポリバケツに黒い蓋をして、アマガエルを育ててみました。
すると、カエルの色が黒っぽくなりました。
その後田んぼに放してやりましたが、20分もすると田んぼの緑色に変化してきました。
アマガエルは、環境の色に合わせて体に持つ色素をコントロールして体色を変えられるようなのです。
ところがその体色の色素が欠けていると、カエル自身は環境に合わせて体色を変えている積もりでも、実際には白くなったり空色になったりしてしまうようです。
アマガエルは目で光を感じて、環境の色に合わせて体色を変えることができるのですね。
ある時アマガエルなのに、模様があるアマガエルを見つけました。
体色の変化によるというよりは突然変異かも知れません。
見つけた時はびっくりし嬉しく感じました。
アマガエルが忍者のように体色を変える能力は、イカの環境に合わせる擬態と同じ能力を持っていることを示しています。
「恐るべしアマガエル」といったところでしょうか。
カモ撮りこうちゃん
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