トンボたちの暑さを凌ぐ方法

今年(2020)夏の高い気温は異常なほどでした。

私たち人間ばかりでなく、トンボたちにとっても大変な様子が観察されました。

トンボたちの暑さを凌ぐ方法にはいくつかありますが、一番面白いのは、ハッチョウトンボ、ショウジョウトンボ、ウチワヤンマでは逆立ちしてシャチホコのようになります。

ギンヤンマ、シオカラトンボ、コフキトンボはこんな姿勢は取りません。

トンボによって違いがあるのです。

ギンヤンマやシオカラトンボなどは、暑さを避けるために、日陰になっている草の葉や、立っている枝の日陰側に止まって暑さを凌いでいます。

トンボに共通な暑さを凌ぐ方法は、水面上を飛びながら水を飲むことです。

最初はメスの産卵かと思いましたが、オスがこうした行動を取っているので、暑さ対策だと気がつきました。

多分水を飲んで、尻尾からその水を排泄して気化熱で体を冷やしているのでしょう。

またあるシオカラトンボは、水面に体をぶつけて水浴び状態のような行動を取っていました。

そのくらい今年の夏は暑いのです。

私自身も凍らせたペットボトルを数本持参して、常に水分補給しながら、写真撮りをしています。

撮る方も撮られる方も、今年の夏は地獄ですね。