アマサギの学習と予測能力
海部郡飛島村の畑では秋から小麦を育て、麦秋の6~7月に麦刈りをしてから、次にダイズなどを育てています。
水田では緑の稲が育っているので、アマサギたちは餌をとるのが大変です。
というのはサギなのに彼らの主食は昆虫やミミズなどだからです。
冬になると数が減って、多くは南に移動して行きます。
春になるとまた戻って来ると言われています。
猛暑の8月7日、用水路のフェンスに沢山のアマサギがとまっていました。
不思議に思っていると、その近くで麦狩り後の畑で耕運機で土を耕しながら畝を作り、ダイズの豆を蒔いていました。
彼らはその時の土中から出てくるミミズや昆虫を狙っていたのです。
運転手が運転をやめて何か書類を読んでいる時も、いつ作業が始まるかと、その前方でじっと待っています。
暑いのでアマサギたちは口を開けて息をしていました。
作業が再開すると、耕運機について歩き回りながら、餌を探していました。
その光景を見て何だか笑ってしまいました。
アマサギの効率的な餌とりと、耕運機の手順の予測能力に感心してしまったらからです。