閉じ込められたカワセミ
西尾張の弥冨は金魚で有名です。
隣の飛島村の三福あたりでも養殖が行われています。
サギやカモの被害から金魚を守るために、養殖場の横にはネットを張り、上には短い間隔でテグスを張って被害を避けようとしています。
その一角にモロコの養殖場があり、そこは細かい青色のネットで完全に覆っています。
東西に60メートル南北に30メートル程で12面の養殖池があります。
カワセミからすると養殖場のモロコは、量の多さと水深の浅さからして、魚を捕るのに最適な場所なのですが、一度入ったら出られません。
真夏の暑さでも日陰はなく、かなり厳しい環境です。
ネット内ではギンヤンマやコフキトンボなども大量に閉じ込められていて、養殖池で産卵し羽化しているのでしょう。
これらも出られないまま死んでいるようです。
去年は2羽が入っていましたが、今年は3羽が閉じ込めれています。
私が近づくとケージ内を飛び逃げ回っていますが、この暑さで死んでしまうのではないかと心配しているところです。