カダヤシとメダカの区別は難しい

用水路で捕ってきて、メダカだと思って飼育していたものが実はカダヤシでした。

バケツやプランターで育てたのですが、ホテイアオイや水草に卵がまったくついていないのに、しばらくすると稚魚が泳いでいました。

それも大きさが同じ位なのです。

そこで、これは卵胎生ではないかと思って調べてみたら、カダヤシだったのです。

カダヤシは北米から蚊を減らす対策として国内に持ち込まれました。

しかし、生態的な位置がメダカと同じなので、だんだんメダカは駆逐されてきました。

卵より卵胎生の方が環境の変化に強いからです。

蟹江ではメダカとカダヤシが混在していますが、カダヤシの方が優勢に見えます。

とにかく捕ってきても似ているので区別するのが大変です。

背びれの位置、尻びれと尾びれの違いで区別します。

カダヤシは外来生物なので、飼ったり人にあげたり、販売することが禁止されています。

そこで捕ってきたカダヤシは、飼っているナマズやライギョの生餌としています。