久し振りにカマキリの攻撃体勢を見かけた!
カマキリの攻撃体勢
カマキリの卵
普段見かけるカマキリ
ホシホウジャクの様子を見るカマキリ
カマキリの抜け殻
蟹江周辺の叢や雑木林を歩き回っていると、色々な昆虫を見かけます。
季節によってそれらは変化してきますが、割りと変わらずに見かける昆虫にカマキリがいます。
大体見かける時は、細長い形のままで葉や茎に取りついていることが多いので、それがカマキリの普通の状態だと思っていました。
ところが季節の変化の中で、色々のカマキリの様子を見かけることができます。
カマキリの卵が木や茎にくっついている様子や、獲物を狙って攻撃体勢をとっている姿を見ると、他の昆虫にとって手ごわい存在だろうなと思ってしまいます。
攻撃体勢になっているのを初めて見た時は、とても驚きました。
セイヨウハッカにとまったハチを狙って尻尾をそっくり返して、前足を引きつけて立ち上がった体勢だったのです。
その後ハチを捕獲しました。
何かイメージにあるティラノザウルスの体勢と似ているように感じました。
肉食恐竜は前足短く、立ち上がって相手を攻撃すると思っていたので、そんな様子を彷彿とさせてしまったのです。
先日桑名市の木曽川西岸の雑木林にエノキやタブノキの木を探しに出かけたところ、一番奥の叢に生えていて、実ができているエノキの大木の下の柵の上で、攻撃体勢になっているカマキリを見かけました。
私が来たから攻撃体勢になったのではなく、その前からその体勢をとっていたようです。
私が近づくと、その三角の顔で私を見ているようでした。
しばらくすると、その体勢のまま移動して柵の裏側に逃げていきました。
カマキリの攻撃体勢は見るからに勇壮な感じがしてしまいます。
獲物を狩るのは生死に繋がるから当然でしょうね。
その様子は田んぼの穂や葉にとまってる時のカマキリの様子とは全く違っているのです。
今年は、他にカマキリの脱皮した抜け殻を見かけました。
体が大きくなるにつれて脱皮するのですね。
不完全変態だから、体の大きさに合わせて殻を脱ぎ捨てていかなければなりません。
トンボやチョウなど他の昆虫に目を奪われていて、なかなかカマキリに目が向かないことが多いのですが、彼らなりに必死に生きている様子を見ることができました。
皆さんも、是非カマキリの攻撃体勢を、近くの叢で見かけられたらと思ってしまいました。
(カマキリ目 カマキリ科の総称)
カモ撮りこうちゃん