スズメウリはやっぱり小さいウリだった!

スズメウリ

山形県で見かけていたスズメウリ

カラスウリ

キカラスウリ

雑木林などで見かけるウリでカラスウリが一番身近です。

秋になるとその橙色の実がいたるところで垂れ下がっています。

それを見ると写真を撮りたくなるから不思議です。

そのカラスウリも年によって多く見かける時とそうでない時があるように感じています。

それよりは大きいキカラスウリもたまに見かけますが、見かけた時は幸運だと思ってしまいます。

その位キカラスウリに出会うことは少ないのです。

日光川ウォーターパークの大膳川の西岸の愛西市側と、飛島村服岡の2か所だけで見かけています。

天童にいた時には、割りと多く見かけていたのに、こちらでは少ない感じです。

スズメウリは晩秋に東根の水晶山の登り口付近の雑木林の木に白いウリがぶら下がっていたのを見たのが初めです。

キカラスウリは黄色で、カラスウリは橙色で、スズメウリは白いのです。

大きさはキカラスウリが一番大きく、その次がカラスウリで、一番小さいのがスズメウリです。

天童ではそのスズメウリはそれほど多く見かけた感じはしなかったのですが、蟹江周辺ではいたるところでスズメウリを見かけています。

思った以上にたくさん生えていて、白い実がなっているのです。

このスズメウリの名前は、カラスウリよりも小さいということからつけられた名前ではないかと思われます。

マメ科のカラスノエンドウとスズメノエンドウも大きさで違いがあります。

大きいものはカラス、小さいものはスズメというのが昔からのイメージだったのでしょう。

残念ながらキカラスウリの花はまだ確認していませんが、カラスウリの花は見かけています。

花が網状にも見える花ですが、夜から朝方に咲いてお昼ごろには萎んでしまいます。

大体午後から写真撮りに行くので、綺麗に咲いているところを撮ったことはないのです。

それに較べるとスズメウリの花は小さい白い花で、昼間でもよく見かけます。

「野草・雑草の事典530種」(金田初代 洋一郎 西東社)のスズメウリには「つる性の植物で、巻きひげで他のものに絡みます。雌雄同株で、雄花も雌花も同じ数の葉腋につきます。花は深く5裂して星形に開きます。球形の果実は灰白色に熟し、長い柄にぶら下がります。名の由来は、果実がカラスウリより小さいから、スズメの卵に似ている、あるいは可愛らしい鈴のような実なので『鈴女瓜』などさまざまです。ウリ科スズメウリ属 花期は8~9月。」と記されています。

こんな小さいスズメウリもその気になって探さないと見つけられません。

皆さんも叢や雑木林の林縁などで、このスズメウリを探してみるのも一興だと思いませんか。

(ウリ科スズメウリ属)

カモ撮りこうちゃん