ヒメアカタテハを4月に見かけて驚いてしまった!

4月27日に土手で見かけたヒメアカタテハ

4月25日に見かけたシロツメクサの蜜を吸うヒメアカタテハ

3月29日に永和の雑木林脇で見かけたキタテハ

蟹江周辺で見かけるタテハチョウのうち、キタテハは一年中見かけています。

しかも成虫のまま冬を越すので、真冬の1月か2月でも、永和の雑木林の南側の落ち葉がたくさん落ちている農道でも、雨が降った翌日で好天の日には見かけることがあります。

4月になって、タンポポの花の吸蜜している様子も観察しました。

6月になると蛹から羽化したキタテハをよく見かけています。

ところがそれによく似たヒメアカタテハは夏の終わりから秋の終わり頃までの間に見かけていました。

長良川や日光川の土手を歩いていると、その道路に降りてきて翅を開いています。

他のヒメアカタテハを見つけると飛んで行って追いかけ回します。

2匹が空高く飛んで行ってから、その1匹が土手に戻って来て降りてから、また翅を開いています。

これは占有行動といわれる行動で、一種の縄張りを守る行動だと考えられます。

似ているアカタテハは蟹江周辺では今のところ見かけていません。

この辺りにはヒメアカタテハしか棲息していないのでないかと考えています。

ところが今年になって4月末にヒメアカタテハを見かけました。

7~8年程、川の土手などを歩き回っていますが、見かけたのは初めてでした。

ところが見かけたのが一か所ではなく2か所だったのです。

そこから、私がこれまで春に見かけていなかっただけなのだと思うようになりました。

「日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会編 誠文堂新光社)のヒメアカタテハには「成虫の見られる期間は4月~11月上旬まで。最盛期は7月下旬~8月中旬まで」となっています。「食草はハハコグサ、ヨモギ、ゴボウ(キク科)、カラムシ(イラクサ科)など。生息環境は平地~山地の明るい草地。農地の畔やその周辺、河川堤防、墓地のほか、山地草原でも見られる。秋になるにつれて個体数が増加し、寒冷地にも進出する。行動は日中、草地上を敏速に飛翔し、タンポポ類やアザミ類など各種の花を訪れる。オスは路上や山頂で占有行動をとる。生息状況は各地でふつうに見られ、都市部などでは秋になると個体数が増加する。」と記されています。

4月には成虫が見られる期間に入っているようですが、こんなに早くヒメアカタテハを見かけたのは初めてだったので、とても驚いてしまったのです。

土手の道路でやはり翅を広げてとまっていました。

占有行動でしょうか。

定点観測地を歩いていると、季節によって新しい発見があります。

そんなことが定点観測地を歩く意義かも知れないなあと思うようになりました。

(タテハチョウ科 アカタテハ属)

カモ撮りこうちゃん