もしかしたらタカサゴユリかも知れないな?

10月24日に見かけたタカサゴユリかな?

8月16日に見かけた新テッポウユリ

新テッポウユリの蒴果

10月半ばに自宅の玄関脇のコンクリートの隙間にユリが生えていて花が咲き出しました。

この季節にユリの花が咲くのは不思議です。

他から自然に侵入してきた白いユリは、花の季節は終わって子房が膨らんで実ができている途中です。

蟹江周辺では夏から秋にかけて、白いユリが沢山叢や土手で咲き出します。

そして自宅の庭や駐車場の脇にも咲いていました。

植えた訳ではないのですが、隣の家から何年もかけて侵入してきたのです。

最初はテッポウユリかと思いましたが、テッポウユリは九州南部が生息地で、愛知県には生える可能性はありません。

2022.8.21づけのblog「タカサゴユリの繁殖力は凄いと思う!」では、テッポウユリとタカサゴユリの雑種ではないかと述べました。

台湾原産のタカサゴユリが日本に入って来て、それと交雑した可能性があるのです。

それが北上して蟹江周辺の叢や土手にかなりの数が見られるようになっています。

その雑種を新テッポウユリと呼んでいるようです。

ところが玄関先に今咲いている花の外側が、紫褐色色を少し帯びていて、8月に咲いている新テッポウユリと少し雰囲気が違うのです。

タカサゴユリではないかと思っているのです。

「野草・雑草の事典530種」(金田初代 洋一郎 西東社)には、タカサゴユリは「台湾原産の帰化植物で、観賞用に導入されたものが道路ののり面などに野生化しています。線形の葉が多数つき、テッポウユリより花筒が長い細長いラッパ型の花を横向きに開きます。最近はテッポウユリと交雑して内側も外側も純白の花をつける新テッポウユリも良く見ます。どちらも種をまくと1年以内で開花します。生育地は道ばた、石垣、道路ののり面。分布は本州~沖縄(帰化植物)。ユリ科ユリ属。多年草。花期は7~10月。高さは40~200㎝。」と記されています。

咲く時期がタカサゴユリの時期にあっているようです。

花の外側が紫褐色のところも似ているので、もしかするとタカサゴユリではないかと考えています。

花が終わって子房がある花茎と見間違える部分が、時間が経つと膨らんできて、そこに種がいっぱい詰まった実ができてきます。

蒴果(さくか)となって秋から冬の頃に裂けて種が飛び出します。

また来年は新しい場所に新テッポウユリやタカサゴユリが自宅の敷地内に生えてくるのかも知れません。

楽しいやら怖いやらの気分でいます。

(ユリ科 ユリ属)

カモ撮りこうちゃん